「好き」を発見する! 4
こんにちは。公園に戻ってきました。前回まで二回をかけて 課題の発見の方法とその重要性について話してきました この中でどんな課題に取り組むか考えるときに、1つの切り口として、好きな事に取り組むと言うことを例にあげました。
自分自身の個性を発揮させる方法として、好きなことを選ぶのは非常に合理的な手段と言えます。そこで自由課題を発見すると言う問題を、自分の好きな事を発見するということに置き換えることができるわけです。
自由課題という曖昧で複雑な問題を1つわかりやすい形に落とし込んだわけですが、 しかし実はこの好きなことを見つけるというのも真剣に考えるとなかなか難しいことです。
あなたの好きなものはなんですかと言う問いに対して、例えばハンバーグが好きとか、リンゴが好きとかそんなことを答える事は難しくありません。
けれどある好きを選択することで何かを選びとる一方で、逆に何かを選ぶ可能性を失うタイプの問題の場合、単なる好きをさらに踏み込んで考えて、これをほんとに自分は好きなんだろうかと疑問を感じて、なかなか選びとることができないということが起こってきます。
端的に言うとこれは進路選択の難しさです。
本当に好きかどうかに関して、誰も客観的に知ることは不可能です。好きは本来私たちの自身の心の中にだけ答えがある問題と言えます。
先ほど進路選択は難しいと言う話をしました。しかし逆に進路選択という状況はこの問題の突破口が見えると私は思います。
進路の選択は否応なしにある期限までにその人の好きの選択を強制するという点がポイントになると思います。
そして選択をした後は、仮にかもしれませんが好きに対して、単に頭の中で想像するだけではなくて実際に行動を開始することになります。
多くの人が経験するように、頭で想像していただけでは気づけない様々なことに、実際にやってみることで初めて気づかされることが多いものです。 これは「残念ながら」実際に行動を行った後の目にしか見えてこないような情報たちなのです。
もちろん最初からベストな選択をすることが望ましいのですか、 本当の好きにたどり着くためにも、 まずは実際にやってみること、 すなわち何かを選び取る覚悟を持つことがとても重要になると思います。
最後に好きを選び取ることの効用についてもう少し述べたいと思います。
好きは私たちの行動に方向性を与えてくれます。 もしそういう何かを決定づけるような力がなければ、 我々はやたらめたらにランダムに右左前後へと進むばかりで、いつまでたってもどこか違う場所には行くことができません。
一方で好きにこだわって進む道を方向つける人は、ランダムな移動では到底たどり着けない座標に位置することができるのです。
さてある時この2人でその特定の分野の力比べをすることになりました。 勿論前者は後者に勝てるはずがないのです。
人にはない強みを身につけたいと思うなら、この好きにこだわって、 つまり目標を明確にすることが必須になるということが言いたいのです。
逆に何も選ばないと言う事は、どんな可能性もあると言う強みにつながるとも言えるのではありますが。
どんとこいサイエンスアンドテクノロジー。
選びとる覚悟が強みに変わる。今回は課題を発見する、をさらに深めて、好きについてのお話でした。
たどたどしい動画も是非。チャンネルではもう少し軽い動画もあります。