出世する殿方の特徴と行動
ホステスという仕事上、様々な経営者の方々を見てきました。
ほとんどと言って良いほど、銀座に来られるお客様は「気を配る」ことが上手です。
また、そういった方が連れてこられる方々もまた洗練されていて紳士であることが多いです。
連れてこられる方の中には、「同じ会社の部下」の方などもいらっしゃいますが、私共も驚くくらいあっと言う間に昇進して、爽やかな笑顔で再び戻って来られる方もおります。
そんな方々を見ているとある共通点がございました。
今回はそんな「出世する部下の特徴と行動」について書かせていただきます。
恐らく会社員の方であれば誰しもが誰かの部下であったと思います。
出世する殿方は、その中でいち早く経営者の方に信頼され、仕事を任されていくことで昇進していくものですが、この「信頼される」ことに長けております。
信頼はどうやったら得られるのでしょう?
それは「気を配る」ことです。
この記事の冒頭でも述べました。
一流の経営者の方々は皆、気を配ることが上手なのです。
経営者の方が信頼をしたいのは成功した自分と似ている人間なのです。
自分が今まで意識して行ってきた気を配ること。
これをやれていない人を見ると少しばかり違和感を覚えるものです。
例えばお箸の置き方。
相手の方にお箸の先を向けるのは良くありませんので、横に向けるのがマナーですがなかなかご存知の方はいません。
自分はきちんとやっているのに目の前の部下がそれを出来ていなかったら違和感を感じます。怒るとか注意するまでには至らない些細なことなのでなにも言いませんし、あまり気にも留めませんが頭のどこかで違和感なのです。
この違和感が不信感へとつながります。
だから常に仕事では成績を残していて結果は出ているがなぜか評価されない。
というようなことに繋がるのです。
経営者の方自身もよくわからないのです。
なぜ結果を十分に出している部下を信頼して任せることができないのか。
それはそういった些細な振る舞いや気の遣い方にあるのです。
話を戻しますが出世する方はこういった些細な振る舞いや気の遣い方が非常に上手なのです。
もちろん結果も伴わなければなりませんが、こうして重要な責任ある仕事を任されるようになり出世していくのです。
「気を配る」ことは多くの方がやられていることなのでここに挙げましたが、信頼されるための方法は他にもございます。
自分を信頼してほしい方を良く観察し、その人の長所を真似るのです。
「気を配る」ことに長けた人もいれば「夢を語る」ことに長けた人もいます。その人に合わせることが重要で方法はその人その人によって変わるのです。
周囲から「どこか雰囲気似てるよね」と言われるくらいになれば成功です。
最後に「気を配る」ことをしていた部下の方で私も勉強になった気配りがございましたのでご紹介させていただきます。
シチュエーションは上司の方のお見送りの際でございます。
夜も更け、少し飲み過ぎていらっしゃった上司の方に対し、タクシーに乗った瞬間に冷たいおしぼりと小さなペットボトルのお水を差し出したのです。
タクシーの中で顔を拭いてさっぱりできますし、飲んだ後は無性に喉が乾きますので水もありがたいのです。
私もこういった紳士な対応を見ていてドキッとすることがあります。
やはり紳士な男性は素敵ですよね。
様々な自己啓発書等ございますが、今回のお話は私の見てきた方々から得た知見ですので他にはあまりないかと存じます。
是非、皆様の今後のキャリアアップにお役立てくださいませ。