スーパーのカゴを地面に置いて足で動かす行為は許せる?
スーパーのレジには長蛇の列。
そろそろカゴを手で持ってるのも疲れた。
その時に食べ物が入ったカゴを直接地面におけますか?
そして列が進んだ時に、いちいちカゴを拾い上げず足で動かす事ができますか?
たぶん殆どの日本人はかなり抵抗がある。僕もある。
でも外国人は普通にやる。外国のスーパーに行くと普通の人がなんの抵抗感もなくやっている。
外国人は常識がない?やべぇ??
一回常識や抵抗感は置いといて、本当に問題なのか考えてみよう。
カゴを地面に置く行為によって病気になるんか?
スーパーの地面の衛生状態は、おそらくそれなりにええはず。たぶん毎日掃除してる。外の地面よりよっぽど埃やばい菌は少ないはずや。
しかも、カゴが地面は触れてるけど中のものは地面に触れてへん!
万が一触れたとしても大体食品はパッケージに包まれてるし、そうでない野菜やって調理前に水で洗う。
つまり、病気になる確率は殆どゼロ。
なんなら赤ちゃんは床舐めてる。舐めても生きてる。
じゃあ直接地面に置いたり、足で動かしたりする事への抵抗感はどこからくるのか?
おそらく日本人が受け継いでいる穢れの概念からだろう。上の方や頭の方が清らかで、地面や足は穢れている。
やっぱ、食べ物は穢れてほしくないよな。。。
この概念が無い外国人にとって地面にカゴを置く事はなんら問題ない。科学的に考えて問題ない。
現代においても日本人には神道の考えが実装されているのだと気づく。
ある外国の半導体基板メーカーのフランス人と仕事をした時、生産過程における異物混入(コンタミネーション)の話になった。
彼曰く
「日本の工場のコンタミネーション対策は素晴らしい。日本の家は玄関に段差がある。これは外の汚れを家の中に持ち込まないようにつけてあって、同じ仕組みを日本の工場では採用している。」
確かに現代の日本においても玄関の段差はある。
ワンルームマンションでもある。
確かに砂が部屋の中に入らないという効果もあるが、それに加えて穢れを家の中に持ち込まないという意味もあるそう。
まさか宗教的な信仰や習慣が半導体基板製造の歩留まりに貢献するなんて!
因みに私が住んでいるスウェーデンでも靴は玄関で脱ぐ習慣はあるものの、室内との段差はないので、玄関周りの床は砂でザラザラしている。