No.6 マンデラエフェクトの謎 Ψ その1 ♾人類よ、目を覚ませ?
マンデラエフェクトとは何か?
一言で言うなら、大勢の人々が事実とは異なる記憶を共有しているという、2010年頃から世界中で報告されている不思議な現象のことです。
当時存命中だった南アフリカの指導者ネルソン・マンデラ氏が1980年代に獄中死していたという記憶を持つ人が大勢現れたことに由来する造語で、並行宇宙説やスイスの欧州原子核研究機構 CERNによる量子衝突実験の影響説など原因諸説は様々あるようですが、これについては既にご存知の方も多く、検索すれば山ほど情報が出てくると思うのでここではこれ以上詳しい説明は省きます。
私がこれを知って愕然としたのは2020年の初夏のことでした。
自分の知っている世界地図、歴史、著名人の生死、身体の各器官の位置や骨格、見たことのない動物、果ては太陽系の位置に至るまで、あまりに多くの記憶違いの違和感にいっぺんに遭遇した時の衝撃はハンパありませんでした。特に、長らく美術界に関わっていたせいもあり、世界中の名画や芸術作品の中身の豹変ぶりには、顎が外れそうになりました。
調べれば調べるほど現行の世界と自分の記憶のギャップが広がり、過去がゴッソリ変わってしまったというショックで頭をハンマーで殴られた思いでした。
また一方でマンデラエフェクトは、ボケや無知と見分けが付かないところが非常に都合が良く、「言った、言わない、聞いてない」で争う必要が無くなり、「あ、それマンデラエフェクトね」の一言ですべてが平和的に解決出来るという利点もあります(笑)。
まぁ、冗談はさておき、
「こんなの、ずぇっっったい、あり得ないっ!!!」
と、私と同じように戸惑い、驚いた人も多いと思いますが、意識の力が持っているとてつもなさや謎を、ここまであからさまに見せつけられたところで、なるほど、これはナムの言っていた「思いもよらないこと」の一つなのかもしれない、それも超メガトン級の「人類よ、目を覚ませ!」の揺さぶりなのではないか? と、思い当たりました。
勿論、すべての人が世界線を移動しているとも限らず、自分の時間軸から一歩も動かずに矛盾無く過ごしている人にとっては、こんなのは馬鹿げた戯言としか思えないでしょう。
私だって、自分に思い当たる記憶違いがもしも一つも無かったとしたら、こんな話は到底信じられなかったと思います。
ですが実際には数え切れないほど何度も顎が外れた上に、現在に至ってもちょくちょくそんなバカなと思えるような記憶違いに出くわし続けているのです。
私は元々SF小説の奇想天外な結末とかが大好き人間なので、こうなるともうマンデラエフェクトは面白くて仕方ありません。
それに私からすれば、こんなとんでもない現象が実際に頻繁に起こっているにも関わらず、各国政府もメディアも一切ガン無視するなんて、と言うか、笑い話か都市伝説として一蹴りにするなんて、やっぱり眠りの深い羊たちには目醒めてもらっちゃ困るからなんでしょうか?
まぁそんなこと言ったって、もう人類総覚醒はどっちみち時間の問題だとは思いますが(笑)。
ともあれ現在、複数の記憶違いの人々が同時に同じ世界に共存していることは間違いありません。
そしてそれぞれの意識エネルギーの『アミ』が作り上げた"合意的現実 "CR"が、今もなお、異なる世界線へと分岐したり、また融合したり、ジャンプしたりと、変幻自在に動き続けているのです。
もしかしたら、マンデラエフェクトという名前で世間を騒がしているこの不思議な現象は、中二病的好奇心で笑って忘れ去られていくような類いのものではなく、人類の意識進化における重要な道標べともなるべき大事件なのかもしれません。
だとしたら、いったいこの時期のこの流れは、人類や地球にとって何を意味しているのでしょうか?
そもそもマンデラエフェクトは、なぜ急に起こり始めたのでしょうか?
つづく
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木倶知のりこ 著書:●絵本『小箱のなかのビッグバン』 *・* ・*●『ナム "RNAM" 時空を超える光と水の旅』
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