人生諦め宣言
「明るくて話しやすい」
最近わたしがよく言われていること。
わたしは、地域活動支援センターに通っている。
簡単に言えば、障害者が通うデイケアみたいなもので
もっとわかりやすく言えば、大人版保育園みたいな、もちろんいい意味で。
そんなところ。
わたしは多分、そこに通っている人の中でいちばん若くて
そこにはいろんな年代の人がいる。
でも一言コメントする時とか、
少しでも多くの人と仲良くなりたいなって気持ちで
伝えようとしてる。少しでもわたしを、わたしの素を伝えようとしてる。
明るく、元気に、話している。
その成果か、仲のいい人ができた。
歳は全然違うけど、わたしのこと素敵だって言ってくれて、話していて楽しい。
でも何故だか少し変わった人も寄ってきたりして
ちょっとトラブったり(というか巻き込まれたり)もした。
わたしってきっと明るい人間なんだと思う。
でも、根暗なんだと思う。
それで、それを隠せないくらい、裸でいることに気づけないくらい、必死に、生きているんだと思う。
だから、人に好かれたり、逆に、弱みを握られたりする。
わたしは、わたし必死に生きてるなーって、思う瞬間がない。
思う瞬間がないほど、ほぼ無意識的に、自動的に、わたしは常に必死に生きている。
わたしは2年前の夏も、同じ地域活動支援センターに通っていた。
でも、1.2ヶ月(たぶん)で、行くのを辞めた。
そのときも、旦那が外で働いている間、独りでいるのが辛いっていう理由で、通っていた。
でも、ひとりの方がマシだなって思うくらい、わたしは人が怖かった。
その時のわたしはまだ、人生を、諦めていなかったんだと思う。
自分はこんなところにいる場合じゃない。
もっといろんなことができる。
働くことだってできるし、
お芝居だってできるって思ってた。
諦めきれなかったから、苦しかった。
諦めきれない自分に対して、動けないからだとか、落ちたままの心とか。
夏は、わたしにとって特別な季節。
普通は春だと思うけど
わたしにとっては夏が、いろんなことが変わる季節。
昨日、「自分にとって、『なんか…』だった期間の話」っていうテーマで、旦那と話してた。
わたしの『なんか』だった期間は、高校1年生の夏休み。
今では親と仲良くて、この感覚、もう忘れちゃったけど
当時は母親と2人暮らしで、
母親が精神的に不安定な人で、一緒にいるのが苦痛だった。
学校も、友達はひとりしかいなかったし
休み時間トイレに駆け込んで、リストカットして、授業受ける、っていうのを毎時間繰り返してなんとか生き延びているような
そんな自分だった。
だけど学校のほうがマシだったのかな。
どっちも地獄だったと思うけど
夏休み、ほんとうに家にいるのが辛くて、
なんで夏休みってこんなに長いんだろう
毎晩泣いて
早く学校始まってほしいって
学校が始まる日を指折り数えて待ってた。
こんなこと思ってるのわたしだけだろうな
みんな夏休み楽しい思いしてるんだろうな
そんな気持ちがわたしをより孤立させた。
わたしは孤独だった。
いま、わたしは人生を諦めている。
もちろん、いい意味で。
たくさん働いてたくさん稼いでたくさんお金使いたかったよ
可愛く生まれてアイドルして、たくさんの人からお金と心、巻き上げたかったよ
でも、わたしの頑張るは、そんなに難しいところにない。
わたしの頑張るは、少なくとも今の頑張るは、地域活動支援センターだなって思う。
人と関わりたくないけど、関わらなきゃダメな人生なんだなって、諦めた。
楽しいけど、気遣ってヘトヘトで、なんか学校みたいだなって思うから。
学校って、わたしが意味わかんないくらい頑張ってて、恨みたいほど行きたくなくて、でもそこにしか、1年3組37番っていう名前をつけられた、そこにしかわたしは存在できなくて、嫌いになりきれない、居場所だったから。
そして、大好きなお芝居も、やっとわたしの頑張れるものになってきた。
わたしはどうしようもなく優しくて、
人を傷つけたいのに、傷つけられないけど、
それでもいい。
それがわたしで、
みんな、そんなわたしのことを好きだって言ってくれるから。
人生は諦めたけど、
わたしは、わたしを諦めないで生きていきたい。
だってわたしには王子様がいるもん。
王子様が迎えに来てくれたんだ
あの日、実家にいたわたしを、1DKの秘密基地に連れ出してくれた
車に乗った王子様
あの日からわたしたちは、ずっとお互い見える場所にいるけど
出会った時とはもうたくさん
見えるものは変わってしまったね
あの日の王子様が今目の前にいるって、なんか信じられないけど
尊敬できるあなただけは、これから変わっても、変わらなくても、わたしはずっと着いていくって思うよ
ちょっと諦めたわたしの人生すべてを、賭けてみようって思う。
優しくしかできないわたしを、意地悪にすることだってできるかもしれない。
そのすべての可能性をあなたにあげます。
あなたがわたしにすべてをくれているから
わたしにあげて問題あるものは隠して、
わたしにあげて問題ないものすべて、を、くれているから。
ほんとうに王子様だよな
わたしの魅力に気づけたんだから
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