欲しているのは何なのか。
酔った頭で考えた、最大限の戯言だ。
いま自分が欲しているもの、相手に対して求めているもの、それが何なのか考え続けている。私が欲しいものは「私だけ」という優越感、安心感とそれに付随する劣情。相手に求めるのは分かりやすい愛情表現と束縛と、向き合おうという真摯な態度だ。
でも、こんな裏垢界隈、不倫関係でそれが満たされることなんて、そうそうない。私はどうしたら満足する?私だけ、という言葉の確証なんて、何もない。相手にとってもきっとそれはそうで、ここでの「愛している」って言葉の軽さを呪いたくなる。
結局満足できやしないじゃないか。何も満たされないじゃないか。何も与えることができないくせに、求めてばかりで無様だ。割り切ることもできず、みっともない。格好悪い。やめてしまえ、と思うのに諦めがつかない。
家庭の中で腐っていくのは嫌だ。すでに腐りかけ、ぐずぐずに溶けかけて、体液の染み出している自分の原型を少しでも留めたくて、今日もまた惨めに泣いて、誰かに縋る。情けないなって、好きに嗤えよ?なあ。