温州みかんが奥深すぎた話【Tara】5
今日は早津みかん園代表
早津さん
の、師匠がお越しになられた。
早津さんからも聴いてはいたけど、
師匠の話も聴いて、
改めてみかんが奥深すぎて神秘的な作物であることが判明したのでメモ。
・昨日の積み上げ
◆note1本 生産
◆早津みかん園 収穫
僕らが何気なく食べているみかんは
「温州(うんしゅう)みかん」
という品種。
冬になると、こたつの上でお世話になるやつ。
当たり前だけど、
種がない。
そう。
種がない。
どうやって繁殖してきたか?
種がない温州みかんは「接ぎ木」をして繁殖してきた
答えは接ぎ木。
たまたまできた温州みかんの枝を、
別の木の枝に接合して繁殖してきたらしい。
※温州みかんは日本原産。鹿児島で、紀州みかん(種があるやつ)と沖縄の何とかっていうみかん(種があるやつ)が受粉してたまたまできた。
※温州みかんの枝の断面と、別の木の枝の断面をくっつけるのが「接ぎ木」。
言いたいことはいっぱいあるけどとにかく。
接ぎ木を考えた人もすごいけど、
たまたま種のない果実ができたミラクルと、
発見された当初(江戸時代くらい)は
「(種がないから)子孫が繁栄しない=縁起が悪い」
とされていたのに、
今ではこたつと一心同体にまで一般化した
奇跡や、
他の落葉果樹とは違って、毎年のお世話の仕方や農家の考え方次第で
収穫量が何倍にもなることや、
みかんの木には3世代の葉っぱが付いていて、孫の葉っぱに栄養を十分に上げた上でじいちゃんばあちゃん葉が散っていくという
永年植物であるがゆえに人間の人生を彷彿とさせる感じや、
国の政策(補助金とか)で盛り上がったり、そのあと抑制されたりの
裏事情から見えてくる官僚たちの既得権益っぷりや、
「木を大きくしたいなら肥料を少なくしなさい」など、一見逆のこと言っているような、本質がわかっていないと答えが導き出せないような、
仏教的な考え方まで、
温州みかんひとつでどんだけ奥深いねん
という ”スーパー作物” の話を、
・・・
今日はここまでにして、いろいろ書き留めていきたいと思う。