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もしかしたら、もしかしたかも。

電車に脳科学者である中野信子さんが書いた本の広告があった。

中野信子さんはホンマでっかTVで知った、私の憧れ人物の1人である。

なぜなら私は中学生のとき、ホンマでっかTVに出ることを夢に持ったからだ。

厳密に言えば、夢は出演するのことではなく、
出演している方の職業につきたかった。

あの番組には中野信子さんをはじめ、心理学者、印象行動学者、トレンド評論家など
さまざまなジャンルの専門家たちが出演している。

実際勉強すると、とてもとても難しい分野なので
さらっとなれる職業ではないのだが、
中学生の頃は学者という存在にひたすら憧れていた。

だって例えば脳科学のプロフェッショナルになれば、
人の心を読み解いて対人関係に悩まずに済む(と思っていた)し、何より名前の響きがかっこいいからだ。

だから当時は友だちの間で心理テストが流行っていたのだが、
結果に一喜一憂するより、向こう側になりたいと私は思っていた。

中学生だったので心理テスト以外にもデスノートのLやライアーゲームの影響もあったのだと思うが
信頼している人にしか打ち明けないほど、私は学者に焦がれていた。

物事を始めるのに遅いなんてない
とよく言うが、今から学者になるのはうーん、厳しい。



あのとき、夢を本気で追いかけていたら…。

中学生だったからもしかしたら、もしかしたかもしれない。



おしまい。

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