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若手営業マンの必死さに胸が締めつけられた


今日、業者の来客があった。

最近、お客さんから防災用品の問い合わせが増えているから、
すぐ業者と連携できるよう、挨拶に来ていただいたのだ。

他の業者はおじさんばっかりだから
若いお姉さん2人が来て私はちょっと驚いた。
(たぶん25歳くらいかな)


名刺交換をして、いろいろお話をして
では、また引き合いがあったら連絡しますね。
と去ろうとしたら、
片方のお姉さんが言った。

「名刺に直通の番号が書いてあるので、何かあったら連絡ください!いつでも構いませんよ!
もし連絡がつかなかった場合でも、あとで必ず折り返しますので!(笑)」





それを言われた瞬間、私はすごく胸が締めつけられた。


だって、お姉さんが言ったことは当たり前だから。

大体の営業は連絡がつきやすいように社用携帯を持っているし、
もちろん名刺に書いてあるし、
電話があったら必ず折り返す。


当たり前のこと。


それに、何かあったら客は業者に連絡する。


これも当たり前。

けど、お姉さんは必死に伝えてきた。

連絡ください!!! 

と。

繋がらなくても折り返しますからね!!!

と。





私はお姉さんの気持ちが痛いほどわかる。

なぜなら私も同じ若い営業だから。



営業の目的は稼ぐこと。


日々数字に追われ、上司にチクチク言われ、

不安やストレスを抱えながら仕事をする。


だから目の前のお客さんにすがりたくなる。

「何かあったら連絡ください!!」


「いつでも連絡ください!!」

「何かお困りごとはないですか?」



私も何回言っただろう。



あのお姉さんも必死だった。




若い営業はスキルや経験が浅くて、できることが少ないから、情熱で訴えるのだ。


わかる、ほんとうにわかる。


けど、現実はそんなに甘くない。


情で動く人なんかそうそういないから。


けど、それしかアピールするところがないんだよね。



一緒に頑張りましょうね。


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