見出し画像

名前のある料理




自炊していると
「名前のない料理」をよく作ってしまう。

今日も作った。


今日はブロッコリー、玉ねぎ、豚肉を
少しのお湯で茹で、
ダシダをまんべんなく振りかけた。


以上。



自炊界で最高最強の料理名は、
「野菜炒め」だと思う。

だが、今回は茹でているので炒め物ではない。
(強いて言うならポトフだったのかな)


私はただ、
栄養あるからブロッコリー入れよ〜
玉ねぎは甘味が出るから入れよ〜
待って、豚肉入れたら絶対美味しい!
ということは、味付けはダシダか!?!?

という思考回路で完成させた。


今考えれば、
茹でずに炒めときゃ良かったのかもしれないが、
私の脳内は「スープ」で埋まっていたのだ。

最初の段階で水を入れたところで
炒め物の世界の入り口は閉まってしまったのだ。


けど、味見したら

めっちゃ美味しいやん。
え、ダシダ最高。
ブロッコリー入ってて栄養満点やし
最高の料理ができてしまった。

と、終わりよければのあらすじとなった。


しかし冷静になってみると料理名はなし。
ここでふと思った。


え、名前のある料理をつくる主婦すごくない?


名前がついてるが故に、
その料理には少なからず
「定義」が発生するので
自ずと正解・不正解が生まれてしまう。


これ、〇〇じゃない。だって〇〇入ってないもん。

工程に〇〇してないから違います。

という批判が飛んでくる。


好きな具材、栄養を考えた具材をぶち込んで
適当に味付けするのは安易すぎるのだ。
定義に従って作らなければならない。

だから私が今日つくったご飯は主婦界では失格だろう。
料理名がないからだ。

主婦ってすごいな。
いろんなプレッシャーの中で生きてるんだな

おかあさん、
名前のある料理をいつも作ってくれてありがとう〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?