捨てられない傘がいきついたところ
いつまでも捨てられないもの、一つくらいはあると思います。これは、"思い切って捨てよう!"という話ではなく、"何とかして使い続けよ!"という無茶ぶりにチャレンジする試みです。今回は、使いはしないのにいつまでも捨てられない傘を分解してスタックサックとして日常に復活させました。
半生捨てられない形見の傘
高校に入学する時に母から譲り受けた祖父の傘です。高校で数回使った程度で、持ち運ぶには重く出番がありませんでした。引っ越しのたびに悩む割に捨てられず半生をともにした傘です。
加えて、出張の際に不幸にも雹(ひょう)に遭遇して骨の折れたtotesのおりたたみ傘があり、こちらも何かの役に立つだろうと2年くらい保管していました。
傘のこま
傘を分解後、水洗い、アイロンがけしたこまです。せっかくなので、防水の機能を活かすという条件で何に使うか考えます。
スタッフサック
いくつか候補の中から、登山やキャンプで使うフタッフサックにすることに
決めました。防水の機能を活かすことなどもありますが、買うと地味に高いこともあります。スタッフサックの使い方は色々ありますが、かさばる衣類をギューギュー押し込めば体積が小さくなり、運びやすくなるので重宝します。大きさ(体積)は3リットルです。
作業スタート
衣類をギューギュー押し込むことを考えて、形は円柱形に!もはや円周率の計算に自信がなく、リットル数と底の直径を決めれば、必要な材料の大きさ計算するエクセルシートを作りました。(欲しいかたがいれば公開します!)
1号はtotesのみ、totesのこまは思った以上に伸縮性があり、衣類を圧縮するのには向いていませんでした。2号・3号は伸縮性がすくない祖父の傘のこまを側面に底はtotesを使いツートーンで、こちらの方が衣類をギューギュー押して圧縮しがいがあります。
傘を捨てる前に
今回は3リットルですが、サイズを小さくしたり大きくしたりすることは簡単にできます。1~3号を作ってから、既成品に折りたたむつくりが同じものがありました。折りたたむつくりをもう少し工夫して、使わなくなった傘を送ってもらい、スタッフサックに変えて提供ができるようにします。傘を捨てる前に、一度考えてみてください。
防水テスト
縫い目の防水テープも買ったので、別の機会に防水テストの結果も報告したいと思います。