生きやすくなる考え方⑫

生きるのが辛いと思っている人は、いま捉えている概念よりも上位の概念を創造することができれば少し生きやすくなる。

生きづらさを感じている人の中には、いまの自分の概念を覆さなくてはいけないと思っている人が多いが、それは正しい解決策ではない。いまの概念を否定しない形で上位の概念を作るのだ。

例えば『生きることには意味がない』という概念でこの世界を捉えている人がいるとする。この概念のままではどうしても生きづらくなるが、『生きることに意味はないが、時折楽しいこともある』と定義しなおせば、少し生きやすくなるはずだ。

人生の巧者と言われる人は、自分自身に適合した概念の作り方がうまい。

だから、生きづらさを感じている人はまずは具体的になぜ生きづらいのかを言語化することが肝要だ。そこと向き合うことがスタートなのだ。

もっとも、理性が感情を上回ることはないから、完全に生きづらさを解消できることはないのだが。

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