【実録】ホームレス高校生〜3日目〜4日目

サニーが「ホームレスをやります」と言って4日が経過した。

『生きてる?』とメッセージをしてからしばらく返信がなかったので少し不安になっていた。

『生きてます!』とサニーから夜に連絡があり、ホッと一安心した。

状況を聞くと、ヒッチハイクで豊橋市までいったサニーはその後ヒッチハイクではなく電車を使って東京まできたらしい。

東京についたサニーはベンチの下で寝ようとするも、なかなか寝づらかったらしく、寝不足のようだった。

また、ホームレス生活を送る際に企画していたわらしべ長者企画は完了したようだ。
(なんでも輪ゴムが一冊の本になったらしい)

サニーは東京にきて、新宿にいったり秋葉原に行ったりと活発に行動していた。

僕はサニーに電話で状況を聞いてみた。

清水「やあ、サニー。東京はどうだい?」

サニー「東京は色々な人がいますね」

清水「うん。そうだね」

サニー「そういえば、日暮里で初めて演劇を見たんですよ。知り合いが出演していたので」

清水「お。演劇はどうでした?」

サニー「凄かったですよ。なんか感動しました。それと、自分はいったい何してるんだろうって気にもなりました」

清水「そっか。」

サニー「あと、東京にきて思ったんですが、ホームレスが生きづらいように街ができてるなとおもいました」

清水「というと?」

サニー「ベンチがアーチ型になってたりして、寝づらいようになってるんですよね」

清水「ああ。なるほど」

サニー「僕は寝袋を持ってきたので何とか眠れましたが、ホームレスは寝袋を持ってないので大変だなと思いました」

サニーの体験談に僕は聞き入った。
リアルな話というのは実に面白い。


清水「サニー、明日空いてる?」

サニー「はい!空いてます!」

清水「そしたら飯でもいこうよ」

サニー「ぜひ!」


サニーとはオンラインでは何百回とやりとりをしてきたが、実際に会うのは初めてだ。

果たして、明日はどんな話が聞けるのだろうか。

いまから楽しみだ。


第四話はこちらから

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