見出し画像

本場ドイツでは意外とマイナーなんですって

 唐突で何なのだが、私はバームクーヘンが大好きである。
 
 真ん中に丸く穴があってその周りに何層にもまかれた生地があるのがたまらない。

 子どもの頃はバームクーヘンは貴重品で滅多に口に出来なかった。
 
 ごくまれに父が結婚式の引き出物などで持って帰ってきてくれた時は嬉しくて小躍りしたものである。

 当時は七人家族だったので均等に切り分けると向こうが透けて見えるくらいに薄かったがスポンジ記事の食感と周りにかかっているアイシングの砂糖がじゃりじゃりしてうっとりするくらい美味しかったものである。

 その頃口にできるケーキと言えば味のクドイバタークリームの物ばかりだったのでよけいにバームクーヘンがありがたかった。

 友達の家に遊びに行くとごくまれに登場することはあったが基本的には憧れのお菓子だった。

 やがて私も成長して一人暮らしを始めた時にアルバイト代をつぎ込んでホールでバームクーヘンを買い求めたことがある。

 その時は興奮していちいちナイフで切り分ける事をせずに丸ごと齧りついた。

 かなり爽快な気分で自分がお大尽になった気がしてずいぶん愉快だった。

 しかしもともとそれほど甘党ではなかぅた私は半分くらい食べたところで胸やけがしはじめていた。

 そこで残りはラップで巻いて冷蔵庫にしまっておいた。

 それをすっかり忘れていて三日後にすわ、バームクーヘンを食べなきゃと思って齧りついたが生地が乾燥していてパサパサで驚くほど味が落ちていた。

 なるほどバームクーヘンは生ものなんだなと気が付いてそれからはしばらくお付き合いが途絶えてしまった。

 次の再会を果たしたのはそれからずいぶん後の事でマダムシンコのバームクーヘンに出会った時だった。

 ヒョウ柄のド派手なパッケージのバームクーヘンは生地がしっとりしておりかなり美味しくて再びご執心になった。
 
 最近ではコンビニなどでスティック状になった食べやすい形状のものも登場したので身近な存在である。

 バームクーヘンの一番美味しい食べ方は冷たく冷やした牛乳と一緒に食べる事だ。

 甘い生地が牛乳と一緒になって口の中で混然一体になるのは何とも言えない心地よさがある。

 優しくて甘いお菓子バームクーヘン、私はこれからも偏愛していくと思う。

 うんと小さい頃は生地を一枚ずつ剥がして食べて母に行儀が悪いと怒られたのもいい思い出である。

 美味しいバームクーヘン情報があったらどなたか教えていただけるととても嬉しい。

 そんなバームクーヘンマニアのわたしの昨日の夕飯がこちら。

 鶏むね肉を一口大にカット。

 玉ねぎを細切り

 エノキを三等分。

 フライパンにバターをゴンと起こしてから火を点ける。

 バターが半分くらい解けたら具材を全部投入。

 鶏肉に火が通るよにしっかり炒める。

 味付けは野菜ブイヨンとケチャップ。
 
 全体に火が通ったら鶏肉のケチャップ炒めの出来上がり。

 副菜は根ブロッコローを茹でる。

 それを辛子マヨネーズで頂く。
  
 もう一品はミミガー。

 市販のものをフライパンで乾煎りにしてたっぷりの塩コショウを降る。

 後はカブのぬか漬け。

 ん、出来た出来たと思いつつ妻を呼ぶ、

 昨日は休肝日。

 ほうじ茶で乾杯。

 まずはぬか漬けをポリポリ。

 まずまずの漬かり具合で及第点。

 ご飯との相性はっちりである。。

 次にミミガーを食べる。

 私はこれに目が無くゼラチン質のプルプルと軟骨のコリコリのコンビネーションが応えられない。

 私ばかり食べていても馬に悪いのでゆずりながら鶏肉のトマト炒めを、

 野菜ブイヨンとケチャップのみで味がしっかり決まっていた。

 これもご飯によく合うのでパクリパク。

 珍しく二膳目のご飯をお代わりしてムシャムシャ。

 お酒を飲まないと何となく手持無沙汰なのでおかずに集中できる。
 
 妻と一緒の推しのアイドルの動画を見ながらまったりごはん。

 たまにはシラフも悪くないかなと思った次第である。

 ご飯を二膳食べたのでさすがにおなかがいっぱになった。

 サクッと片づけをしてからお風呂に入って布団に。

 読みかけの本を読んでいたらいつの間にか寝落ちしてしまっていた。

 すぐに部屋の明かりを消して目を瞑るとあっという間に朝が来た。

 さぁて待ちに待った週末、今週は庭の手入れをしたい。

 腰に爆弾を抱えているので無理は禁物。

 妻と一緒に渋茶でも啜りながらひねもすのたりとやりますかね。

いいなと思ったら応援しよう!