お盆のハイライト。
昨日は実家でお盆。
朝のうちに直売所に仏花を買いに行ってきた。
お店はかなり混んでおり普段は二百円位の花が倍の値段がしておお、強気だなと思った。
どれにしようかなと選んでいたら知らないおじさんが急にこの時期の花は高くて買えんと話しかけてきた。
そうですねぇ、高いけどお盆ですからねと答えるとそうそうとどこか嬉しそうに頷いていた。
そのうちに横の方からお婆さんが花屋でも今は高くてやれんと参戦してきた。
何となく面倒になったのではははと力なく笑いながら仏花を適当につかんで離脱。
レジで会計をしたらやっぱり高いなと思った。
夕方に実家まで歩いて行った。
甥っ子と姪っ子も遊びに来ており賑やかだった。
とりあえずみんなでお墓参りに。
台風の影響で曇り空でムシムシしていたが気温はそれほど高くなかった。
ご先祖様に手を合わせてムニャムニャ。
それから家に戻って仏壇に花を供えて祖父と祖母に挨拶をした。
盆提灯がクルクル回っておりいかにもお盆らしかった。
一通りの行事を終えると夕飯の用意。
昨日の晩御飯は焼き肉。
お肉の下拵えは昔ステーキハウスに勤めていた兄がやってくれた。
母がサラダの準備をしていたので私は焼き肉会場の設営を担当した。
実家には父が自作したウッドデッキがあるのでそこにテーブルとコンロの用意をした。
それから炭火をおこすのだが、甥っ子が僕がやると張り切っていたので任せることにした。
初めてやらせてみたが覚束ない手つきながら門前の小僧らしくどうにか炭に火がついた。
後はうちわで扇ぎながら火力をあげる。
炭がおきたら宴の始まりである。
みんなで集まって父の音頭で乾杯。
昨日のお酒はもちろんビール。
プルタブをペツッンと起こして飲む。
外で飲む時はコップを使わずに缶から直飲みである。
これがまた野趣があってなかなかいい。
プヒーッと一息ついたらお肉を焼いてもらう。
最近の実家で焼き肉をする時の奉行は弟である。
焼き加減にこだわるのでヘタに口出しをするといらん事言うなと怒られてしまう。
我が家の焼肉のメインはホルモンである。
父の大好物なので毎回大量に用意する。
ホルモンを網にかけるとジュワッと派手な音がして煙と炎が盛大に上がる。
それをトングでほぐしながら火を散らす弟の手際は見事である。
昔は私が焼き方だったが、今は食べる専門である。
ビールが無くなると姪っ子が冷蔵庫から取ってきてくれるので大変ラクチンだった。
昨日の話題の中心はその姪っ子で来年の成人式の予定を楽しそうに話していた。
宴が進むと父が明らかに酔ってきて、同じことを何度も話しだした。
それほど飲んでいないはずなのにお酒に弱くなったんだなぁと思うと親の老いを感じて少し切ない気持ちになった。
とはいえまだまだ胃袋の方は元気みたいで父は誰よりもホルモンを食べていた。
昨日は二キロ用意したホルモンが綺麗に無くなった。
もちろん野菜や他のお肉もパクパク。
我が家の自慢はみんながとにかくよく食べる事である。
締めに私が焼きおにぎりを作った。
醤油の塗り方が甘かったらしく味が薄いと不評だった。
その後はご馳走様をしてみんなで片付け。
人数がいるのであっという間に終わる。
昨日は楽しかったのでビールを六本飲んだ。
さすがにお腹がいっぱいになった。
それからエアコンの効いている居間に移動して姪っ子の誕生日祝いのケーキを食べた。
甘いものは別腹なのか満腹だったが小さめのケーキがするりと胃袋に収まった。
帰りは歩くのが億劫だったので母に車で送ってもらった。
家に帰ると飲みすぎか喉が渇いて仕方がなかった。
水をがぶがぶ飲んでサッとシャワーを浴びて就寝。
甥っ子と姪っ子はもう少し実家にいるみたいなのでご飯に行く約束をしている。
何をご馳走しようかしら。
ファミレスでだらだらお喋りするのも楽しいかも。
若者って何が好きなんだろう。
おじさんにはそれがいまいちわからない。