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私、古い人間なので
この間YouTubeを見ていたら配信者の方のコメント返しのコーナーが始まった。
それをぼんやりと眺めているとわりとふざけたコメントを書きこんでいる人がいた。
それに対して配信者の方がちょっとタンマタンマと訂正を入れていた。
その時にああ、タンマってずいぶん久しぶりに聞いたなと思った。
子どもの頃には相手に少し待っていてほしい時に日常的にタンマと使っていたが大人になってからはほとんど耳にすることがなくなった。
配信者の方は私とほぼ同年齢なので言語感覚は近いはずである。
果たして令和の時代にタンマという言葉は通用するのか興味深い。
この手の今では死語だと思われる言葉は山ほどあって、たとえば疲れて何もする気が起きないで横たわるバタンキューもすっかり聞かなくなった。
他には何かを頼まれた時に勢いよく了承する合点承知の助なんてのはもはや昭和の歴史遺産の香りしかしない。
私は祖父母にとても可愛がられたので小さい頃は一緒に過ごす時間が多かった。
なのでハンガーの事を衣紋掛け、トイレの事を雪隠など今では絶対に通じない言葉が沢山頭の中にインプットされている。
またテレビの影響も大きくて、特にギャグは友達との会話の中で自然に出てきた。
例えばビートたけしさんの冗談じゃないよとか明石家さんまさんのアホちゃいまんねんパーでんねんはみんなこぞって真似をしたものである。
ちょうどその頃に流行の最先端を表す言葉にナウいというのもあった。
これも今では全く聞かなくなった言葉の一つである。
昔の流行言葉の特徴としては賞味期限が長かったような気がする。
最近の流行語大賞を見ていて思うのは、そんなの流行りましたっけ?という素朴な疑問が沸く。
世の中が多様化して皆が知っているというインパクトのある言葉は確実に減ってきている気がする。
たまにテレビを観ているとわりと定期的に今の十代の流行語という企画を見かける事がある。
当然ながらほとんど意味が分からず全滅状態である。
仮に必死で覚えても数か月もするとその言葉は死語になっていることが多い。
言葉の賞味期限が確実に短くなってきているんだなぁと消費型社会の末端で必死にあがいているのが現状である。
とはいえ流行はループするので今の昭和ブームに乗って懐かしい言葉が復活してくるのではと淡い期待を寄せている。
ゴリゴリのリアルタイム世代としてはそうなったら若者に濃い~昔話をしたくなる。
そんな事を思うようになったのは私もそれなりに年齢を重ねたという事なのだろう。
平たく言えばうざいオッサンになったということだろう、トホホ。
まぁそれは置いておいて昨日の晩御飯の話をば。
昨日はお昼ご飯を食べすぎたので軽めの晩御飯。
ベビーホタテを解凍する。
シメジを石突を落として小房に分ける。
卵を三個溶いて麺つゆで味付け。
フライパンにバターを入れて火を点ける。
バターが半分くらい解けたらそこにベビーホタテとシメジを入れる。
軽く炒めたら酒を注いでフタをして蒸し焼きに。
二分くらいしてシメジに火が通ったら卵を流しいれてトントンと柄を叩いて成形する。
お皿に盛ったらベビーホタテとシメジのオムレツの出来上がり。
もう一品は絹ごし豆腐を八等分にする。
レンジで三分温めたら上に叩いた梅干しを乗せてゆかりふりかけをかける。
これでゆかり豆腐の完成。
ぬか漬けはキュウリ。
昨日はこの三品で勝負。
妻を呼んでいただきます。
お酒は休肝日。
オムレツから食べるとベビーホタテの旨味とシメジの食感の組み合わせがなかなかいい。
卵でとじたのが正解で全体にまとまりがあった。
次にぬか漬けを齧る。
まずまずの漬かり具合で納得の出来だった。
ゆかり豆腐は梅の酸味とゆかりふりかけの風味が相性が良くてさっぱり食べられた。
ゆっくり食べて一時間で完食。
後片付けをしてお風呂に入ってすぐに布団に入った。
この頃は寝つきも良くてぐっすり眠れる。
さぁて今日もそろそろ晩御飯の支度をしようかな。
よっこいしょういち。