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これだけ読めば自分に合ったスパイクが選べる 総集編

割引あり

これだけ読めば自分に合ったスパイク、シューズが見つかる、選べる、総集編記事になります。

実際にプレーしているサッカー部、ラグビー部の皆様や、その親御様に、まず初めに知って頂きたい内容になっておりますので、良ければご一読ください。

また、個別の製品を詳しく知りたい、販売員やトレーナー向けの情報を知りたい方は、NOTEマガジンをご検討ください。

今回の記事は

これだけ読めば、初めてでも自分に合ったスパイクが選べる

ことに主眼を置いています。

物凄く詳しく厳密に、というよりは

なるべくわかりやすく、でも有料になる位には深くという塩梅

にしております。

また、『お金出すほどでもないんだけど…』

という方は上記ブログを参照ください。

1記事で全てまとまっていることは無いのですが、恐らく役に立つ情報があると思います。

筆者情報

どういう人かわからないと、内容に信憑性が出ないと思うので。

一応、筆者の情報も簡単に記載しておきます。
※興味ない人は飛ばしてください

・サッカースパイクをだいたい300足以上履いた人
・スパイク情報サイトを運営してる人
・アスリート、部活生のスパイク相談、動作改善をしてる人

大まかにいうと、こんな人です。

経緯としては、時系列で書くと

・中学高校時代
試合のハーフタイムでスパイクを履き替えると、パフォーマンスが変わったことから、スパイクにこだわるようになる

・大学時代
自分に合うスパイクは見つかるものの、人にスパイクの相談をよくされるようになる。
『合いやすいスパイクとはどのようなものなのか』を知りたくなり、スポーツ小売りへ就職。

・社会人時代
スパイクへの理解が深まった一方で、人の足や身体の知識が無いと『合いやすいスパイク』がわからないことがわかる。
理学療法、義肢装具の医学書を読み漁る。

・現在
ある程度『合いやすいスパイク』や、関連するインソール等の製品にも詳しくなったとは思います。
ただ、自身のスポーツ時の大怪我を機に、『スパイクが完璧でも怪我は防げない』と感じ。
動作改善を取り入れ、自身でも指導できるようになっています。

最近は心技体とあることから、心理学等も勉強中です。

※スパイク、トレーニング指導実績については以下に記載。
ラグビー日本代表選手数名はSNS掲載許可を得ていない(聞いてない笑)ので、載っていません。

という感じで、スポーツパフォーマンスがスパイクで変わるという実体験から、現在はパフォーマンスの追求と関連する相談を主に承っております

ちなみに主に対応できるのはラグビー、サッカー、フットサル、アメフト辺りになります。

スパイクシューズ選びの三か条

スパイクを選ぶ上で大事にしたい事は、以下の3つのフィットになります。

①自分の足にフィットすること
②使用するグラウンドにフィット(適合)すること
③自分の得意なプレースタイルにフィットすること

優先順位としても

足にフィットする事>グラウンドにフィットする事>プレースタイルにフィットする事

と言えます。

必ずしもこの優先順位通りにスパイクが選べるとは限りませんが、必ず押さえておきたい要素です。

以下ではこの原則にある程度沿いながら、各パートについてどのように考えれば良いかを記載していきます。

足にフィットさせるために考える事

最重要項目となる『足にフィットするシューズを選ぶ』という所になりますが、全てを網羅する事は難しいと言えます。

しかし、フィットする為に最低限必要な所、クリティカルな所はあるので、そうした所を中心に取り上げていきます。

足長を知ろう

足長に関しては最も長い指と、かかとまでの長さになります。

各スポーツショップ、靴屋さんで測ってもらっても良いですし

スマホで自宅で簡単にわかるアシックスのモバイルフットIDや、

足のサイズの測り方も掲載されているため、こちらを参考の上、

まずは自分の足のサイズを把握する事が大事

になります。

ちなみに『午後の方が足がむくむから、シューズを合わせるのに良い』という話もありますが、結構微妙な所なので、測る時間はあまり気にしなくて大丈夫です。

また、足の状態は常に変わるため、成長期なら3か月に一回、成人なら半年に一回程度は測り直す事をおすすめします。

余談ですが、足のサイズ等に左右差があるケースもあるかと思います。

DIFF.さんでは左右サイズ別でスパイクを販売しているので、そういうサービスを利用するのも良いかと思います。

足幅を知ろう

足幅に関しては親指の付け根と小指の付け根の幅(MTP関節部付近)になります。

足幅に関しては先程のモバイルフットIDにて計測、足囲に関してはメジャーを使用しての計測が良いかと思います。

この足幅、足囲のどちらかを計測することで、下記の表に当てはめれば、自身のウィズ(足幅)がわかりやすくなります

Aが最も細く、2Eが標準、Gが最も幅広となります。
※G以上のケースも稀にあります

サッカースパイクだと細くてD幅、広くて4E幅程度まで販売されています

なので、幅がD以下、もしくは4E以上だとそもそも合うスパイクが無いです。

感覚的に問題ないことは十分にあり得ますが、Dや4Eあたりだと選択肢はかなり絞られてきます。

余談にはなりますが、ウィズに当てはめた際、足幅(D)<足囲(2E)の場合は、幅はD幅で狭いけど、厚みがあると解釈できます。

足幅(2E)>足囲(D)の場合は、足幅は2Eで標準だけど、厚みが無い、薄いと解釈できます。

アシックスの統計データでも日本人は幅広、甲低傾向が出ているため
幅狭く厚みがある方は外資向き、幅広く薄い方は日本メーカー向きの事があります。

もう一つは足囲のメジャーの測り方で、立っている状態(荷重位)と座っている状態(非荷重位)、メジャーの縛る強さで数値が変わるかと思います。

立っている状態×緩く縛ると数値が大きく出ますし
座っている状態×きつく縛ると数値が小さく出ます

立っている×緩くだと、それ以上緩いと全く合わない位に緩い履き心地になります
座っている×きつくだと、それ以上きついと全く合わない位にきつい履き心地になります

丁度いい履き心地というのは足幅足囲だけでは決まらないので難しいのですが
自分の好みの履き心地に合わせて測り方を変えるのも良いかと思います。

※足長も同じく荷重、非荷重で数値が変わるので注意です。
足長は荷重、立った状態で図るのをおススメします。

ちなみに幅狭いD幅近いスパイク、幅広い3E~4Eのスパイクというのは限られています。

上記にまとめていますので、該当の方はご参照ください。

大雑把に言えば、これ以外は大体E~2E、標準幅程度で作られています。

ヒールタイプを知ろう

かかとの形状に関しては、大まかにどんな形なのかを把握しておくと、フィットするものがわかりやすいと思います。

ワコールでは大まかに3タイプに分けられており、ご自宅でもカメラで自撮りすれば確認する事が可能です。

ワコール公式

スパイクに関しては真横から確認&クッションパッドの位置で大まかに確認しますが、まずは真横からみて確認してみましょう。

極端に丸かったり、まっすぐだったりするものはわかりやすいはずです。

丸い
割とまっすぐ

実際にはクッションパッドによって、多少変わるのですが。

真横からみてみて、自分のかかととスパイクのかかとが合いやすいかどうかを確認してみると良いと思います。

余談にはなりますが、かかとの靴擦れが酷いことが多い方は、かかとが柔らかいものを選んだほうが良いです。

かかとはしっかりサポートしてほしい部位になるので、本来はある程度硬い方が好ましいのですが。

かかとの後側はある程度硬くなくても良いので、かかと後ろが柔らかいものを選ぶのも良いと思います。


フィッティングの目安を知ろう

ここまで足長、足幅足囲、かかとをチェックしましたが、実際にスパイクを選ぶときにチェックしておきたいポイントをまとめておきます。

【足長、足指】

一番長い指で、指先に5mm前後(min5mm~max10mm)の空きがあること
全ての指が曲がらず、伸びた状態で入ること
・小指が圧迫されないこと
・ソール(底)から足がはみ出さないこと

一番重要なのは程よいゆとりと、足指が伸びた状態でしっかり入ること、この2点です。

足指の形状は度々言われますが、実際にはスパイク自体のカーブや、足指以外の部分でも大きく左右されますので。

指が詰まらず、伸びて入っていればOK、くらいの基準で良いです。

ここを厳密な基準にすると、他が合わなくてアウトになることも多い印象です。

【中足部、甲】

甲部、幅部が圧迫され過ぎないこと
・甲部、幅部が緩すぎないこと
・ソールから足がはみ出さないこと

一番重要なのは甲部や幅部が緩すぎる、圧迫されすぎるのを防ぐことです。

緩いと履き心地、蹴り心地が悪いですし、きついと足裏や甲がしびれたり、痛んだりするケースがあります。

緩すぎる例
きつい例

例としてはこのように、緩いと結んだ時に締まりすぎますし。

きついと開きすぎてきます。

なるべく黄色線、靴紐の穴がまっすぐになるようなスパイクを選べると良いと思います。

スパイクによってはそうでもないこともあるのですが、目安として。

ただ、足長とかかとに比べると、甲部は若干優先度が落ちても構いません
気持ち緩い、気持ちきついはなんとかなります。

気持ち緩いはタンパッド(スープラ)や、厚手の靴下で埋め合わせができたり。

気持ちきついは革なら伸ばしたり、薄手のソックスやインソールで調整も可能です。

【後足部、かかと】

かかとが簡単に脱げないこと
かかとが痛くないこと

一番重要なのは簡単に脱げない事
靴紐を結ばなくても、脱げないくらいフィットするものが好ましいです

【フィッティングはどこを重視すればいいか】

上記に加えて様々な要素が重なりますが、優先順位としては

・足指がしっかり伸びて入り、5~10mmのゆとりがある
・靴紐を結ばなくても、かかとが脱げない

この2点を抑えつつ、後は感覚で選んで良いと思います

両足履いてみて、店内を歩いてみて、足の感覚を研ぎ澄ましてしっくりくるものを選ぶ

3~5足も試着してみれば、どんな違いがあるかなんとなくわかると思うので、まずは色々試着してみる事をお勧めします

店頭での試着方法を知っておこう

チェックポイントとして、足長やかかとが合うものを選ぶこと。

加えて足幅や足囲、中足部等が合えば良いというお話をしてきました。

そこで、実際に店頭で試着する際の確認方法も記載しておきます。

まずお店に行く前にですが、いつも使っているインソールや、試合や練習で履くソックスがあるなら、それを持って行きましょう。

特にソックスは皆さん持参するのをおススメします。

ソックスの厚みや質感で履き心地も大きく変わるので
なるべくいつも通りの環境にするのが非常に大事です。

そして必ず両足履いて、正しく履いた後に確認をしましょう。

履き方は

・必ず適切な高さ、硬さの椅子に座って
・足を通したらかかとを合わせて
・靴紐を下から締めていく

確認は

・指先にmi0.5cm~MAX1.0cmのゆとりがあるか確認
・歩いたりジョグした時に、かかとがズレたり動かないか確認
・歩いた時に違和感や痛み、緩さが無いか確認

後は足を前後させて、前側の足に荷重をかけるのもおすすめです。

荷重を強くかけると足が大きくなるので、その状態でもつま先が痛くないかどうかを確認するのと。

かかとが脱げないかどうか、靴底の屈曲位置がある程度合っているかどうかも確認ができます。

とりあえず、痛くなくて、かかとが脱げなければOKです。

足にフィットするための方法まとめ

小まとめです。

・まずは自分の足(子供の足)について知ろう
・足長とかかとは最低でもフィットさせよう
・試着は両足履いて、歩いて、しっかり確かめよう

最低ライン、まずはこの辺りから取り組んでいただければと思います。

ご購入された方には個別での相談、受け付けます

以下記事が続きますが、読んでも難しいケースも多々あるかと思います。

それぞれの状況や事情、身体的特徴によって、最適解が変わると思いますので。

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