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育て直し 7月12日(土) 初めての、他所の家

【日記】 以前、小学校の特殊学級で教えていた女の子の家に、誕生会で招待された。命が短いと言われていたのに、12歳を無事迎えられたお祝いだ。梓を連れて遊びに行った。その当時に関係していた先生が、大勢きていた。
 梓は、物怖じすることなくその子の家のコタツテーブルで遊んでいた。初めは、コタツに這い上がって、手を伸ばして高さを測っていた。そのうち、テーブルの上で方向転換して足から下りたりするようになった。
 遊びは更に発展した。腹ですべっるように降りてくると、そのまま伝い歩きを始めるような遊びだ。その後、10秒位立ってみんなを見回している。「上手に立っちするね」と、女の子のお母さんや先生達に褒められた。

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【解説】 方向転換ができるようになることは、大切なことです。捕まり立ちできるようになったのは、手を伸ばして測っておおよその高さが分かったからです。足から降りても立てると判断したのです。
 それ以外に、発達的には、2面からものごとを捉えられるようになっているという意味もあります。テーブルで方向転換せず、頭から突っ込んで落ちる子どもは、まだ物事を一面からしか捉えられていません。しかし、方向転換して足から降りる子は、「登ること」と「降りること」の2つの面を理解しているのです。
 本当はコタツテーブルの上に乗ってはいけないので、叱る必要があります。道具のまちがった使い方です。しかし、この場合、二度と行かないところにあるコタツなので公園の遊具と考えていいでしょう。「共感」で大いに褒めていいでしょう。

【セリフ】
「梓、高いところからうまく降りることができたね。(「共感」)頭から落ちるんじゃないかとドキドキしたわ。うまいこと、足から降りたね。その前に、手で高さも測ってたね。どれくらいあるかなって思っていたのかな(「想像」)?どんどんできることが増えるので、お父さん、嬉しいわ。」

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やまと たける
本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。