だいたい50年くらい働く
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人が働ける年数というのは、一般的には20歳前後から70歳前後くらいなので、約50年ということですよね。
約80年が人の寿命で、50年が労働の寿命だとしたら、皆さんはそれをどう感じるでしょうか。
ながいっ? 働きすぎ? 足りない?
今の時代、50年同じ事業形態やサービス、働き方をしていたら、全くの時代錯誤になってしまうというのが私の感覚です。
50年、全く同じことができることも凄いと思いますが、50年経てば何もかもが変わっているというのが今の時代だと思います。
今から50年前は、当然スマホもないし、インターネットもない。マックも1号店ができたばかりで、ゲームは喫茶店のインベーダーゲーム、まだファミコンすらない。不景気感はなく高度経済成長でイケイケ。
今、70歳の人が20歳の人の流行がわからないように、20歳の人は50年前に20歳だった人の流行や感覚は当然わからないので、50年という幅は相当に大きいと思います。
それでも私たちは80年間生きて、だいたい50年間働くという人間活動をしていかなければいけないというわけです。
なので、必然的に「変化は頻繁に起こるもの」として捉えてなければいけないし、様々な変化を受け入れて適応していく姿勢が、必要なスキルではないかと思います。
そして、一昔前(経済成長期)は「作れば何でも売れる」時代があったように思いますが、時代のスピードが加速し、テクノロジーが進化して次々に新しいものが生まれて、古いものがどんどん淘汰されていっています。
これからの50年もまた、今以上にいろんなことが早く変化していくんだと思います。
自分の労働寿命を、いかに時代にフィットさせていけるか、とても重要になってくるように思います。
年配者の「説法」や「経験談」を聞くことも勉強になりますし、逆に若年層の「意見」や「提案」などに耳を傾けるによって、より自分の知識の幅が広がり、長い期間、適応しやすくなるのではないでしょうか?
自分が偏った考え方や時代錯誤的な考え方をしているかどうか、実は自分1人だけの力では当然わかり得ません。
誰かや何かの比較対象があって初めて、比較することができます。
なので、日々いろいろなものに触れ、体験し、見識を深め、聞く耳を持ち、長く時代を掴める大人になっていけるようにしていきたいものです。
労働寿命が近づいても、皆様が若々しく柔軟な考え方ができるよう共有いたします。