春までに見つける!自分に合った金具スパイクの探しかた
■CIBトレーナーマニュアルについて
①野球現場でのトレーナー活動
チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて
②臨床現場での選手への対応
投球障害への対応、インソールからの介入
③ゲストライターによる投稿
バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆しています
④C-I Baseballメンバーによる投稿
2020年からC-I Baseballへ加入し育成メンバーとして活動していたメンバーがライターとして情報を発信しています。
C-I Baseballで学び、成長していくメンバーの投稿もぜひお楽しみにしてください!
■はじめに
金具スパイクを購入する際何を基準に選びますか?
金具スパイクは『金具の位置や本数』を見て購入しましょう。同じメーカーでも金具の位置や本数は異なります。
中学生からプロ野球選手約150名を対象にアンケートを行いました。
結果はスパイクを購入する際は、サイズ・履きやすさや値段で選ぶことが多く見られました。
もちろん、足の形は人それぞれ異なるのでサイズは重要です。しかし、地面に接しているのはスパイクの裏です。金具も見て選ぶようにするとパフォーマンスアップにつながります。
今回のnoteは最後に
『メーカーのスパイクカタログのQRコード』を添付
しておりますのでスパイクを選択する参考にしてください。
■社会人・プロ野球選手のスパイク
レベルが高い選手は自分の投球や動きの足の使い方を熟知しているので金具の位置や、アウトソール・ミッドソールの厚みなど、こだわりをもって選んでいます。
■金具について
|本数
一番少ないのは6本で、多いものは13本もついています。
|形状
形状の違いは蹴り出し、踏ん張りに差が出てきます。グリップ力が強いのが苦手な場合や、引っ掛かりを少なくしたい場合の金具はフラットで短いものをお勧めします。
母趾球・小趾球部分だけ形状が異なるものもあります。
ミズノは耐久性にすぐれた金具があります。これは特殊なもので長い期間使用してもほとんど削れることはありません。
|位置
位置はポジションや動きをどうしたいかで選ぶべきです。
■動作からみる
投球動作は正解というものがありません。
人それぞれの動きがあるので
自分の動きが足のどこに力がかかりやすいのか
を意識してみましょう。
●母趾球に体重を乗せて蹴り出したい
●親指を使い蹴り出したい
●踵重心で投げたい
■足圧の動きから見る
足圧を重心動揺計を使用し投球動作を測定しました。
今回の写真は母趾球を使うパターンと親指を使うパターンの2種類をご紹介します。
投球時のスパイクの金具は足圧の移動に合った位置にあるとスパイクの効果を最大限に発揮できると考えます。
|母趾球を使う投球に向いているスパイク
|親指を使う投球に向いているスパイク
■買い替え時期
金具は消耗品です。
先にも述べましたが、金具はパフォーマンスに大きく影響します。
写真のような金具の状態では金具の効果や意味がありません。
一週間に一度、金具をチェックしましょう。
■スパイクの探しかた
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野球トレーナーマニュアル
【C-I Baseballトレーナーのトレーナーマニュアル】 投球障害肩・肘、腰痛、捻挫、肉離れ、下肢障害など野球におけるケガの関りを専門…
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