話し方のコツ
独立士業でも勤務士業でも同じですが、「話が下手」、「話が長過ぎる」もしくは「要点を上手く伝えられない」という方は、以下のポイントを意識して話すとよいと思います。
1) まず自分の頭の中で「伝えたい事は何か」を整理してから話し始める。
2) その伝えたい事は「①情報共有②相談③質問」のどれなのかをまずは自分自身で理解し、相手に伝えながら話す。冒頭にその3つのどれなのかを明言してから話し始めるのもテクニックとして良い。3つのどれなのか?が分からないと、聴き手が自分で3つのどれかに分類しなければならない。冒頭で明示することで聴き手の理解が早まり、効率的な情報共有が可能になる。
3)伝えたい事が「①情報共有」の場合、相手にとって関心がありそうなところを抽出して要点のみ話す。聴き手がその原因、理由を知りたい場合はその後で質問してくるので、まずは端的に重要な点のみに絞って情報共有する。
4)伝えたい事が「相談」の場合、「何が論点なのか」、「どのような選択肢があるのか」「選択肢を切るための判断材料」の三点セットで伝える。
5)伝えたい事が「質問」の場合、口を開く前にまず質問の目的を考える。「その質問、何の意味があるの?」と思われるような質問は基本的にNG(ここはトレーニングが必要)。こちらには意図があるけど相手に伝わりにくい状況の場合は質問の意図も添えてあげることで、どのように回答すればいいかのヒントになるので聴き手が悩まずに済むのでお勧め。
6) ダラダラと同じ話を繰り返すのは避ける。同じ話を繰り返す原因は、上記1)と2)が定まっていないのに話し始めることが原因であることも多い。また、相手の反応が無いのでマシンガンのように話し続けるのは逆効果。相手が話し始めないのは、決して相手が「理解していない」のではなく「話し手が話し終わるのを待っている」のであり、情報共有にしろ相談にしろ質問にしろ、しっかり端的に言い切ってしまえば、不安になって無用に言葉を重ねる必要は無い。
7) 伝えたい重要論点が複数あったり、話が長くなってしまった場合は、全て話し終えてから、「要するにお伝えしたいことは3つで、●と●と●です。」といった形で自ら要約してあげる。
はじめの2つだけで大きく改善すると思います。一度やってみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?