いしのかおる

2028年司法試験合格を目指しています。まずは2025年の予備試験!勉強方法の記録記事…

いしのかおる

2028年司法試験合格を目指しています。まずは2025年の予備試験!勉強方法の記録記事など更新します。たまにエッセイ、書評や映画評なども。

マガジン

  • 【記録】2024年司法予備試験合格まで

    48歳で一念発起し遅くとも55歳までに司法試験に合格するというマイルストンを描いています。まずは2024年に司法予備試験合格!を第一目標に頑張ります。2児持ち、働く母、好きな言葉「正直はコスパがよい」

  • もしもイブがアダムのあばら骨からできたんじゃなかったら世界は

最近の記事

犬を手放す

うちには3歳になる保護犬がいる。 うちに来て、1歳過ぎるころまではフレンドリーでだれとでも仲良くなれる犬だったのに、2歳を目前にして幼なじみの犬とその飼い主には吠えまくる、不愛想な犬になってしまった。 朝の散歩の時間はだいたい決まっている。 案外社交的な夫は愛犬仲間が集まる公園に散歩に行くが、仕事以外で人に気を遣い会話する時間をこれ以上増やしたくない私は、なるべく誰にも会わないルートで散歩を済ませる。 2頭のシェルティーを連れた高齢の女性とは、そうした道中で時々お会い

    • 散歩ときどき神社

      とくに急ぎではないときに歩いていると目にとまるのが神社だ。 ずっとそこにあって、何度も前を通り過ぎているはずなのに、普段はなぜか気にもとめない。 ヨーロッパなどに旅行にいくと、「ここにも教会」「あ、ここにも」と目に入り「やっぱり教会が多いな」なんていうくせに、日本のあわただしい日常の中では神社の存在はきれいさっぱり忘れてしまっている。 ただ、ほんとうに、ふと。 そこに呼び寄せられるようにして、その忘れかけていた神社のたたずまいが迫ってくることがある。きのうがそんな日だった

      • 【憲法②立憲主義の現れ方】

        法の支配の発展の過程において、大きく「イギリス・フランス」「アメリカ」「ドイツ・日本」の3つのグループに分けられる。 イギリス・フランス…議会への信頼が厚い アメリカ…議会への不信が強い ドイツ・日本…議会への信頼が厚いが個人の人権の意識が根付いてない よって立憲主義の確立の仕方も異なっていく イギリス・フランス…議会が決めてチェックした法律なら正しいだろう ↓100年おくれで アメリカ…議会は信用できないから憲法で人権を保護しよう ↓100年おくれで ドイツ・日本…個

        • ”人生は楽しむためにある”

          この夏、出張でパリにひと月いた。といっても日本人ばかりのオフィスにこもりPCに向かっていたので、実感としては東京にいたときと変わらなかった。それでも、ホテルからオフィスまでの往復、ランチの買いだし、お掃除に来てくれるおばちゃんの存在なんかにパリを感じていた。 どこをどう切り取っても絵になる街パリ。歩ている人たちもなんか溌剌としている。バカンスの時期だからというのもあるけど、みんな下を向いてスマホを見ている人ばかりの日本とは街の華やぎが違うと感じる。 ゴミ収集の若者、警備員

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        • 【記録】2024年司法予備試験合格まで
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        • もしもイブがアダムのあばら骨からできたんじゃなかったら世界は
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        記事

          【憲法①】法の支配

          黒板に1本の巻き物がつるされている。 試験監督がその巻き物を束ねている1本の茶色い紐をすっとしたに引き、結び目をほどく。巻き物がその中身をあらわにする。そこに書かれた文字はたった4文字。 「法の支配」。 昭和初期の司法試験の1行問題の出題の瞬間はそんなイメージだろうか。 いったいこの4文字に対し何を書けばいいのか。その場にいたら絶望してしまいそうだ。 こんにち、そんな一行問題はほとんど出ないのだろうが、頭に入れておくために整理したい。 法の支配とは…人の支配を排斥し、法

          【憲法①】法の支配

          スポーツジム

          スポーツジムは苦手だった。 最初はいいけどだんだん面倒くさくなる。 そのうち理由をつけて行かなくなる。 会費だけ払っている日が続く。そして結局退会する。 そんな末路が見えてしまうからだ。 ネズミみたいにマシンの上で走って何が楽しいんだろう。 プールの中を泳ぐでもなくぐるぐると歩き回って何がうれしいんだろう。 そんなふうに心の中で揶揄しながら、結局、私はすごく興味があった。 ヨガやパーソナルジムは入会したことがある。 ホットヨガは1年は続いた。 でも最後は着替え終わったあの

          スポーツジム

          パリ、ル・ヴァロワ地区のプチホテル

          そのエリアはパリの北西部にある。シャンゼリゼ通りや凱旋門があるパリ市中心部までバスで20分ほどと比較的便利なところに位置しながらも、落ち着いた郊外のエリアだ。その閑静な住宅街の一角にあるのが、「ホテル・ハッピーカルチャー」だ。青い壁が目印のプチホテル。フロントは通りから入ってすぐ、入口近くの小さなデスク。そこに立つのは笑顔がとびきり明るい、金髪の女性。名前は聞きそびれてしまった。 「ボンジュール、ボンジュール!」 目が合うと彼女は決まって2回言う。心からの笑顔で。その笑顔

          パリ、ル・ヴァロワ地区のプチホテル

          ドクターマーチン

          関東地方は昼過ぎから大雪の予報が出ていた。朝からどんよりとした雲の下を冷たい風が吹き抜ける。どこか湿り気を帯びた冷たい空気。 最近朝すっきりと起きることができない。寝ても寝ても疲れが取れない。1日10時間にも及ぶ長時間勤務のせいもある。会議や次から次へとやってくる相談事の対応に追われ、毎日気づくと23時だ。フレックスで出社時間は自由とはいえ、その代償も大きい。つくづく9時5時の仕事にあこがれる。 夕方。雪はみぞれに変わったようだ。窓代わりのテレビモニターに新宿駅前の景色が

          ドクターマーチン

          【1WEEKエッセイ】思春期と更年期のはざまの母の日

          このエッセイは1週間に1回更新予定です 今日もやられてしまった。 中3の娘が朝、洗面台を占拠する時間より前に身支度を終わらせようと思っていたのに、洗濯物を干して着替えている間に、娘の身支度タイムが始まった。 こうなると長い。ドライヤーに始まり、ボブの上半分をゴムでまとめ、前髪を整え終わるまで最長20分。私も最近は在宅勤務が多いので、以前よりはまだマシなものの、こちらとしても始業前までにせめて上半身くらいは整えておきたい。毎朝、彼女の支度が終わるまでイライラして待つ羽目に

          【1WEEKエッセイ】思春期と更年期のはざまの母の日

          【1WEEKエッセイ】ファンタジーの入り口

          エッセイは1週間に1回更新します! 息子のハリー・ポッター熱が止まらない。映画はそれこそ何回観たか分からないし、本を読むときは必ずサントラをかけて雰囲気を出すことを忘れない。もう小学6年にもなったというのに、USJの「オリバンダー」の店で買った魔法の杖を時々振り回しては呪文の練習をし、にやにやしている。 ハリー・ポッターは世界73カ国で翻訳され、全世界累計発行部数5億以上というから史上最も読まれた児童書といって間違いない。 息子はどちらかというと読書よりゲームという現代

          【1WEEKエッセイ】ファンタジーの入り口

          【1WEEKエッセイ】日曜日は”クレープの日”

          エッセイは1週間に1回更新します! 毎週日曜日はクレープの日。いつの間にか我が家ではそうなってしまった。 きっかけは2019年にテレビ東京で放送されていた人気ドラマ「きのう何食べた?」。第10話でケンジとシロさんが休日のブランチに食べていたのが『おかずクレープ』と『おやつクレープ』。 ドラマは普段ほとんど見ない。でもこのドラマは職場で後輩が「いしのさんって『きのう何食べた?』に出てくる<かよこさん>みたいっすね」と言われたのがきっかけで知った。 わたしどんな人だと思わ

          【1WEEKエッセイ】日曜日は”クレープの日”

          【1WEEKエッセイ】こころのやりば

          エッセイは1週間に1回更新します! もうすぐ48歳になる。夫は今年50歳になった。2人とももう立派な中年だ。 絶えず歯のどこかは痛いし(歯医者に行っても虫歯ではないと言われる)、可愛がり切れなかった我が子の幼き日を思い出そうと、街中の赤ちゃんを穴が開くほど見つめ倒すのをやめられないし、子どもたちが校庭にこいのぼりを飾りましたというニュースですら「この子らの未来に幸あれ」と涙ぐんでしまうほど涙腺もゆるんだ。 中年であれば組織では中堅、どころではなく要となる存在、という人も

          【1WEEKエッセイ】こころのやりば

          【断酒日記】13日目:私はお酒に何を求めていたんだろう?ということを考えるようになった

          断酒を始めてもうすぐ2週間。ごはんがおいしくなりすぎて(文字通り白飯)体重は減りませんが(笑)、心と体は軽くなりました。 夜9時を過ぎるともう起きていられなくなり、すやーっと寝入り、5時半には自然と目が覚める安眠ぶりです。その間一度も起きません。ちゃんと眠り切った私!という感覚で目覚める朝。何年ぶりなんでしょう? しかし週末には第一の関門ありました。それは飲み仲間との会食。お互い酒好きで、ランチから気兼ねなく飲み始められる、気心知れた同僚です。 いや実は、と説明すると「

          【断酒日記】13日目:私はお酒に何を求めていたんだろう?ということを考えるようになった

          【書評】本の処方箋

          この記事では精神保健福祉士の資格を持つ著者が、みなさんの今の心の状態に合ったオススメの本を紹介していきます。”孤独を感じたとき””自信を取り戻したいとき”迷っているとき”…自分を取り戻し元気に近づくことに役立つ”処方箋”となることを目指しています。 Vol.1「不器用な自分が嫌い」というあなたにおススメなのは…老人と海 (ヘミングウェイ/高見浩訳/新潮文庫)名作だと知りながらも読んだことはないという人(私も)多いのではないでしょうか?私がこの本を読んでみようと思ったきっかけ

          【書評】本の処方箋

          本だけ読んで暮らしたい

          そんな生活ができたらどんなにいいだろう。ずっとそう思っていたような気がする。そしてコロナ禍の今だからこそ、むしろ必要な節目なんじゃないか、そうも思う。 文章を書くことに携わりながら、読書量が少ないことがコンプレックスだ。時間、そう時間がなかった、と言ったらよくある言い訳だと笑われるだろう。 読書する時間が一番あったのは小学校高学年のとき。4年生で夢中になったのは「江戸川乱歩シリーズ」、5年生では「シャーロック・ホームズ」。私もいつかロンドンに行ってシャーロックホームズに弟

          本だけ読んで暮らしたい

          【エッセイ】思春期娘の観察日記

          娘に見つかったらめちゃくちゃ怒られそうなタイトルである。 はぁまじでやめてくんないってかそもそも人のことなんだと思ってるわけまじで万死に値するんですけど。と表情も変えず、点も間もおかず、一呼吸で刺して自分の部屋に立ち去るに違いない。 13歳女子。おそるべし。 冬山の天気のように機嫌はころころ変わり、助手席でブラックピンクを熱唱していた2秒後には居眠りを始め、昨日まで大嫌いだと言っていたクラスの女の子を翌日にはあの子可愛すぎてまじ神、とあがめている。 今日もなんでもない

          【エッセイ】思春期娘の観察日記