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樋口塾に参加してみた 〜vol.2 : PC編集のコツ〜

やってきました、樋口塾!
前回に引き続き、第2回が開催されました。

今回も日本を代表するpodcastのコテンラジオ、このリスナーコミュニティ内での開催です。

講師はもちろんこの人、コテンラジオパーソナリティの樋口聖典さん。

そして塾生として、コテンラジオ番外編への出演をきっかけにpodcastを始められたタカトリヤさんと室越さん(ムロさん)をお迎えし、その様子を参加者が聴かせてもらう、という講座です。

そして今回も引き続き、企画運営はあやなるさん、そしてトップのイラストはSeriさんの作です。今回もありがとうございました。


前回の第1回はiPhoneを使って初めてやってみるpodcastでしたが、今回の第2回は塾生がpodcastを始めてみて感じた疑問に樋口さんが答えて下さり、またPCを使った編集作業を樋口さんが実演披露して下さいました。しかも実演披露では実際のコテンラジオの収録データを使って下さいました!なんて贅沢!

この日の様子については、まちゃこさんと松本翔馬さんがnoteに書かれていますので、そちらもご覧下さい。

私は、お二人と重なることもありますが、この日感じたことを書こうと思います。

何より印象的だったのは、樋口さんが編集されるその手さばきと、podcastに対する姿勢です。樋口さんの手さばきを見た参加者は皆固唾を飲み、そして唸ることとなりました。

え、樋口さん、そんなレベルなんや。。!!

樋口さんの編集作業は、少しでも聴きやすくなるよう次のように細かく細かく紡がれていきます。

・余計な間は削る。0コンマ何秒のほんの僅かでも削る。会話を間延びさせない。
・「えー」「うーんと」などの不要な言葉も削る。
・複数人が同時にしゃべったところや相槌が重なったところは言葉が被らないよう前後にずらす。
・声が大きすぎる箇所はその部分だけ小さくする。
・息を吸う音も削る。だけどしゃべる中で必要だと思われる息遣いは敢えて残す。
・リモート収録した時に生じる遅延は、「面と向かっている時だったら、深井さんやヤンヤンさんならこれぐらいの間でコメントやリアクションを入れてくるはず」というタイミングに早めて入れる。時には食い気味なリアクションにもなる。

それはそれは微に入り細に入り、本当にこだわっての作業です。これを信じられないスピードで次々とこなしていきます。説明しながらでも恐ろしい程のスピードでしたので、実際にはもっととてつもなく早いのでしょう。とても熟練の、洗練された流れるような作業でした。この日の参加者には放送業界で映像のお仕事に携わる方もいらっしゃったのですが、その方も舌を巻く技術です。

こんな技術に支えられ、コテンラジオは日本一になったんだと痛感した瞬間でした。とんでもなく贅沢な場に居合わせたんだなこれは、と。

音楽制作の経験が豊富な樋口さんですが、podcastも音楽と同じだとおっしゃっています。多くの人に繰り返し聴いてもらうには、いいリズムで心地よいものであるべきだ、と。

もちろん素材が面白いことが前提にはなるのでしょうが、人を惹きつけるにはこうした心地よさにつながるリズムやテンポ、息遣いが大切なんだな、と編集前後の音声を聴いて感じることができました。話すことと伝えることにここまでこだわる姿を目の当たりにしたことで、大好きなコテンラジオの見方(聴き方?)が今後少し変わってきそうです。一つひとつの言葉の雰囲気も味わってみたいと思い始めました。

私はしゃべりがあまり得意ではありません。言葉で伝えるのも苦手です。ですので、今回の経験を少しでも自分の話し方にいかしたいなと感じました。


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今日ご紹介した方々のpodcastはこちら↓です。

・タカトリヤさんの「中東ーーク!!」

・ムロさんの「牛を忘れる」

・そしてお二人の「百年のカボス」

・あやなるさんの「真夜中のあやなる」

・我らが塾長、樋口さんのpodcastの中から代表的なものを。




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