横綱・双葉山の連勝記録が止まった日。
今日は1月15日。
1939年のこの日、大相撲界に激震が走りました。
昭和の大横綱・双葉山定次(ふたばやま さだじ)の連勝記録が、ついに69で止まったのです。
その出来事は、当時の日本中を驚かせ、相撲史に深く刻まれました。
双葉山とは
双葉山は、1912年に大分県で生まれた力士です。
1932年に幕内に昇進し、その後わずか4年で横綱に推挙されました。
その取り口は力強さと美しさを兼ね備え、多くのファンを魅了しました。
前人未到の69連勝
1936年1月場所から始まった連勝記録は、敗北を知らずに積み重ねられていきました。
当時の双葉山はまさに「不敗の横綱」として君臨し、その連勝数は公式記録で69に達しました。
この記録は現在でも破られておらず、大相撲史上最長の連勝記録として知られています。
連勝が止まった瞬間
連勝が止まったのは、1939年1月15日の初場所11日目。対戦相手は関脇の安藝ノ海節男(あきのうみ せつお)でした。
取り組みは緊張感に包まれ、多くの観客が見守る中で行われました。
結果は双葉山の敗北。
観客席からは驚きの声が上がり、一部では信じられないという表情も見られました。
号外が発行:双葉山の連勝が止まったというニュースは、日本中に衝撃を与え、一部の新聞社は号外を発行したと言われています。
双葉山の言葉:「我、未だ木鶏たりえず」という座右の銘を持ち、自らの未熟さを戒めていました。敗北後もその精神は変わらず、更なる精進を続けました。
安藝ノ海の躍進:連勝を止めた安藝ノ海は、その後第37代横綱となり、大相撲界に名を残す力士となりました。
終わりに
双葉山の連勝が止まった1月15日は、大相撲の歴史において重要な日です。この機会に、日本の伝統文化である相撲に触れ、その歴史や魅力を改めて感じてみてはいかがでしょうか。