創作概念香水レポ!【Scentlyさん・FINCAさん】
こんばんは☀︎
アンティークな雰囲気のファンタジーが大好き、ふてねです。
このたび、「愛するうちの子を、香りという面でも解像度を上げていきたい、そして存在を感じたい…」と思いたち、概念香水を作りました!
これはそのレポと、香水初心者による概念香水のおすすめの楽しみ方の紹介です。
最初に言っておきますと、
「作ってよかった〜〜〜!!!」の、ひとことに尽きます。
ほんとに毎日使ってるから……(仕事中の心の支えになってる)
今回は、私の創作『レヴの仕立て屋』から、主人公の女の子と、その幼馴染の男ふたりを、オンラインサービスのScentlyさんと新宿のFINCAさんで頼みました。対面とオンライン、どっちもメリットがあるので、その違いもお伝えできたらなと思います。もちろん、どちらも素敵なサービスです!!!!
📖Scentlyさんレポ
よし!!うちの子香水オーダーするぞ!!と意気込んだはいいものの、わたしは概念香水どころか、これまでの人生で少しも香水というものに触れてこなかったので、香水全然わからんまま対面で創るのは怖くないか…? (「もっとこうしてほしい」とか言えなさそうで)と思って、オーダーシートに記入したら後はお任せのscentlyさんに頼むことにしました。
主人公のレヴは絶対自分の好きな香りにできる対面で創りたいな〜と思っていたので、その隣にいる男2人から創ることにしました。
🎼元貴族のオムファタール 「ベルスーズ」
最初にオーダーしたのは、わたしが自創作の中で一番好きな、この人。
わたしは黒髪タレ目ピアス女たらし男が大好きです。
オーダーシートに書いた文章はこちら
色気はMAXの5、似合う飲み物は紅茶を選択。
届いたものがこちら!!
生っぽい薔薇の香りの奥に、墨のようなちょっと渋めの香りがあって、女性みのある華やかさがありながらちゃんと「男の人」で、ありがとう………。
薔薇はまさに、彼の出自である女性ばかりの貴族の家系、グーヴェルナイユ家のイメージにぴったり! 中世ヨーロッパでは、薔薇の美しさや芳香は「人々を惑わすもの」とされ、タブーとなってたらしい。茎の棘も彼に似合いそうですってレターに書かれててわかる〜〜!!!!って叫んだ。
そして、ラストノートの「パチョリ」。これがねえ…調べてみるとですよ…(Scentlyさんは解説レターに書いてあること以外にも、原材料を調べると推しにぴったりの花言葉だったとか、で有名)
”””””””催淫作用で名高い””””””"
助けて…………………
女遊びしてる顔のいい男にふさわしすぎる。本当にありがとうございました。
🥃見た目不良の世話焼きツンデレ 「サスピール」
次にオーダーしたのが、この人。
わたしは金髪ジト目ピアスツンデレ男が大好きです。
オーダーシートに書いた文章はこちら
色気は3にした気がする、似合う飲み物はウイスキー。
届いたものがこちら!!
先に届いたベルスーズの女性的な香りを知っていたので、サスピールのを嗅いだ途端「かっこよっっ」って声にでました。
トップノートのベルガモットはシトラスの中では少し苦みのある香りなんですって。見た目のいかつさ反映されてる! あと、ツンデレ感をプチグレンの甘酸っぱい香りで表してくれてるみたい。かわいい〜〜!!
そして、全体としてはスモーキーかつピリッとした感じなのに、時間がたつとバニラとベチバーの暖かくて柔らかい感じが出てきます。この見た目と内面のギャップが香りになってるのすごい。めちゃくちゃサスピールじゃん……
友達に嗅いでもらったところ、「男の人の香りだ…」とコメントいただきました。
「やっぱりそうだよね」(強い頷き)と思いました。ありがたいね。
🤝FINCAさんレポ
そして満を辞して、対面の香水創りに行ってきました!!
FINCAさん、お店の外観も内装もめっちゃかわいくて行くだけで楽しいです。
主人公レヴは、わたしと同じ女の子なので、せっかく対面で自分好みに創れるんだし自分でも普段使いできたらな〜という思いで創りに行きました。(創ってる途中はそんなこと頭から吹き飛んでた…)
🪡少年みのある恋する仕立て屋 「レヴ」
わたしはかわいらしい見た目のかっこいい女の子が大好きです。
完成した組み合わせがこちら!!
すごく柔らかい香りでかわいいけれど、スパイスやグリーンのピリっとしたところが少年らしさもあり、全体的に深みがあって包み込むような暖かさ。
アンティークみが欲しい!って言ってたので、古着屋さんに焚かれているようなお香の香りも入っていて、最高です。
また、ミルムって名前の香水、「美流夢」って書くんですが、
レヴの名前の意味も、フランス語で「夢」なんですよ。
名前の意味教えてないのに、最初にこれがでてきて店員さんに心を読まれたかと思いました。(FINCAさんの店員さんはオタクの心を読むことで有名)
接客を受けている最中ずっとテンションがおかしかったと思います。後輩の女の子が見守り役として一緒に来てくれたのですが、置いてきぼりだったと思う。ほんとにごめん……でも、狂うオタクおもしれ〜ってニコニコしてたらしいからいいか……
自創作や推しに狂っていても、店員さんはそんな語りを優しく受けとめてくれます。安心してお店に入ろう。
概念香水のおすすめの楽しみ方
続いて、香水初心者のわたしが、これやってよかったな〜!っていう楽しみ方を紹介します。
①複数人分創ろう
今回、わたしはひとりだけではなく、3人分の香水を創りました。
これがとってもよかった!!!!!
みなさん、うちの子が複数人いる場合は(財布と相談しながら)ぜひ、複数人分の香水を頼みましょう。
特に香水初心者の方はおすすめです。
なぜかというと、香りに対する経験値、イメージ、語彙力などなどが全くない状態だと、「なんか花の香りするな〜…いい香りだ……」…で終わってしまう可能性が高いからです。
もちろん、FINCAさんは店頭での説明はもちろん公式サイトに香りの解説が細かく載っていますし、scentlyさんは香りの内容をしっかりと解説レターに書いてくださいます。
けど!!!!!わたし含めて香水初心者のみんな!!!
せっかく創った概念香水、もっと深くまで楽しみたくないですか!?
香水はいろんなものを嗅げば嗅ぐほど、鼻が鍛えられていくってNOSE SHOP(香水屋さん)の代表さんも言ってた。(ラジオ『NOSE knows』より)
複数人の香水を創ることで、嗅ぎ比べをしてみてください。
「えっ、全然違う!? この子は甘めだけど、こっちの子は甘い中にも苦さ?渋みみたいなのがあるな…これがレザーか…?」みたいに、だんだんと香りに対する解像度が上がっていきます。ほんとに。
あと、毎日同じ香水を使ってると鼻が鈍るって言いますし、複数持ってて損はないです! わたしは、今日はこの子を連れていこうかな〜みたいな気分で選んでつけて出かけます。単純に楽しい。おすすめです。
②時間・日を変えて何度も試そう
「オンラインで概念香水を頼んだけど、イメージしたものと違った…めっちゃ余っちゃったけどどうしよう…」と思ってしまった人、いませんか?
安心してください、わたしも最初はそうなりました。
先ほど紹介したベルスーズの香水も、初めて嗅いだときはローズの印象が強くて「女の人っぽすぎないか…!?」となって焦りました。(女性らしさがあるって書いたのは自分なのに…)
そのあと、香水について調べていくうちに、香りの感じ方は日によって変わる、香りは次第に移り変わるということを知り、一週間くらい毎日手首と肘の間(長袖で隠れるところだと、周りに香りが広がりにくくて人に気づかれないのでおすすめです)につけては、仕事の合間に袖をまくって香りを嗅いでいました。すると、最初は気づかなかった、「渋み」がわかるようになってきたんです!!
朝につけたときの夕方との香りの違いもわかるようになって、経験値によって鼻がレベルアップしたみたいです。やったー!
そうやって鼻が鍛えられていくと、「この香水のこういうところが”この子”っぽいな」と、自分で香水に対して言語化ができるようになります。
わたしも最初はあれ?と思っていた香水が、「これはベルスーズですね(迫真)」と言えるようになったので、諦めないでください。
あと、特にScentlyさんは「解釈」に重きを置いた香水を創ってくださるので、その子自身から物理的に香ってくる香りというよりは、「その子の心に香りがあるとしたら、こんな感じ」というものになるな〜と思いました。
まだ私はオーダーしていませんが、Danceさんは「その子がつけてそうな香水」を創ってくださるらしいので、いつか頼んでみたいです!
③寝る前にカーテンにつけるの、ほんとにおすすめです
最後におすすめの使い方を!
カーテンじゃなくてもいいんですが、寝る前に自分の近くに概念香水を振りまいて(やりすぎには注意)から寝てみてください。
寝る時にうちの子の存在を感じられるのはもちろん、起きた時に、”””いる”””となります。その子が起こしてくれたような気持ちになる……最高ですね。
夢と現実の狭間の朦朧とした頭に、うちの子が”いる”と錯覚させましょう。
そして、香水沼に片足を突っ込んだ
概念香水以外にも、香水自体に興味が湧いて、celesとかNOSE SHOPの香水ガチャでいろいろと集めるようになりました!(まだフルボトルは買ったことありません…いつか心から気にいるものがあったら、どーんとお迎えしたい)
ひとつひとつ香り違うの、当たり前なんですが、毎回「すごいな〜!!!!」って言ってます。ほんの一雫に、「世界」が詰まってます。すごい。
あと香水は目に見えない、触れないものだからこその、説明文の語彙力がすごいです。(さっきからすごいばっかり言ってるな、わたしも語彙力が欲しい。)さまざまな言葉を使った、香りの言語化、その香水のストーリー…これは「創作」の一種……
いや〜〜奥が深いな〜〜!!
そうやって香りをたくさん知ることで、この香水うちの子っぽいなとか、うちの子の概念香水とこういうところが違うな…ってまた鼻が鍛えられて、良いです。
そして、いい香水は、値段が高い!!!!!(そりゃあそう)
これまで、デパコスとかブランドもののお洋服とか興味なかったのですが、香水はしっかりとしたものが欲しくなりました。お金を払う価値、あるな……とめちゃくちゃ思ったので。
そして、概念香水これからもたくさん創りたい!うちの子はまだまだたくさんいるよ!!創り放題!!(散財の危機)
今持っている香水が、重ため強めのものが多いので、これから春・夏になったときにつけて出かけられるかと言われると、ううん……となっているので、もっと爽やかすっきりした香りになりそうなうちの子でオーダーしようと思います!!
みなさまもよい創作生活を〜〜!!!