なにもかも忘れて踊ろ
あれは今から1年半前、大学の卒業旅行の朝。集合場所に向かっているときのこと────
伝わって…いない…だと…
わたしは、「気にすんなよ」って肩に手を置くみたいな気持ちで「踊ろ」って言ったのだけど、友人たちは「??????」ってなってたみたいだった。伝わらなかったか…
だってさ、踊れば気分が晴れて、嫌なこと全部忘れて、万事OKになるじゃないですか。日常生活で落ち込んだ時とか、気分がもやもやしたとき、踊ったりしないの? ねえ。
……しないのかなあ。
なので今回は、わたしの「踊ろ」について、理解してもらおうという回です。
あわよくば一緒に踊ってほしい。楽しいと思うよ、たぶん。
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「踊ろ」の発端① 踊りが好き
そもそも、私は踊りというものが好きなんだと思う。踊りに必要なものはなにか? ノれる音楽とパッション、それだけ。
音楽のリズムに“合わせる”快感ったらね! 曲の盛り上がりと自分の鼓動の一体感が、ほんとに気持ちがいい。
わたしは運動は好きだけど得意ではないので、アイドルとかダンサーみたいに踊りはしないけど、手を振ったり足を踏み鳴らしたり、全身を揺らすだけでも踊りにカウントしてほしいです。
踊りの何が好きかって具体的に聞かれたら言語化は難しいけれど、一言で言うなら「気持ちよさ」、これに尽きますね。
「踊ろ」の発端② 好きな作品のダンスシーン
わたしは踊りを見るのも好きです。
わたしの好きなダンスシーンはこちら。
・映画『塔の上のラプンツェル』の「kingdom dance」のシーン。
・漫画『マギ』9巻第81夜のモルジアナが踊るシーン。
・映画『ララランド』の「A lovely Night」のシーン。
これらのことからわかるのは、人は感情がたかぶったときに踊るってことです。その感情は、「楽しい」「嬉しい」とかポジティブな気持ちから、「悲しい」「苦しい」「怒り」のネガティブな気持ちまで、さまざま。言葉にできない心の底から湧き出る熱を、音と一緒に解放する、それが踊りってこと……
あと、おわかりかと思いますが、ミュージカル、あれは歌とダンスが必ずと言っていいほどメインなものなので、わたしの好き確定演出です。特に体を大きく動かすダンスがふんだんに織り込まれているミュージカル、お前は最高だ。
「踊ろ」の発端③ あるソシャゲキャラのセリフ
踊りが好き、見るのも好きっていうのを語ってきたけど、じゃあなんでわたしは「踊ろ」って人を踊りに誘うようになったのか? 思い当たる節がひとつあるので紹介します。
わたしが大好きなディズニー発のソシャゲキャラ(それもわたしがすきな『アラジン』モチーフのキャラ)のセリフです。
だよな〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!
そう、これよ。歌って踊ればなにもかも忘れて楽しくなれる。そして周りの人たちと心が通じ合う。ディズニーの教えです。おそらく、わたしの「踊ろ」精神はここからきてると思う。
踊りって頭使わないじゃないですか。なんというか、理性よりも本能に近いような、脊椎反射というか。情報が溢れまくって焦りに追い詰められるような現代で、頭よりも心に従う瞬間、わりと必要な気がするんですけれど…どうですかね……
だから、なにもかも忘れて踊ろ
結局、わたしは踊りたいの!!!
小さい頃は、運動会とかキャンプファイヤーでマイムマイムとかオクラホマミキサとか踊ったしさ、夏の地域のお祭りの盆踊りとかさ、踊る機会が割とあったじゃないですか。けれど、いつしかみんなで輪になって踊ることはなくなった。
”音楽にノる”ことは、バンドのライブとかであるけど、それでも体を揺らしたり手を少し動かしたりする程度。全身動かして回ったり飛び跳ねたりすることは、今じゃクラブとかでしか許されない気がする……クラブにも行ってみたいんだけどね。
そりゃ、家の中でひとりで音楽かけて踊ることはできるけど、実際母の前でちょっと踊ったりするけど、やっぱりさ、人と共有したいよ。リズムを……
だから、わたしが「踊ろ」って言ったときは、一緒に踊ってほしいです。難しいかな。頼むよ、これを読んだみんな。嫌なことがあったときも、なかったときも、とにかく踊ろうぜ。毎日がミュージカルであれ。
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