菜種梅雨の前に、夜桜をみる
明日から、しばらく雨が続くようだ。
テレビの天気予報コーナーで、気象予報士が「春の長雨、といったところでしょうか」と言っているのを聞いた。春の長雨は「菜種梅雨(なたねづゆ)」とも言うらしい。菜の花が咲く時期、3~4月の梅雨のような雨を指す。
そんな菜種梅雨に差し掛かる前日の今日、友人とお茶をした。彼女と会うのは1年以上振りで、そのときよりずいぶんと環境が変わっていた。お互いに健やかなようすに「よかったねえ」と言い合えたのがうれしい。
会った場所が桜の名所の一つである上野恩賜公園が近かったので、「桜も見に行きたいね」と事前に連絡を取り合っていた時に話していた。けど話が盛り上がり、気づくと日がすっかり沈んでいた。一瞬、どうする?と互いに悩むそぶりも見せたけど、結局すぐ「夜桜もいいよね」と最後に桜を見て解散することに。
4年ぶりに「お花見宴会」が再開したとニュースで知っていたので、どんな雰囲気なんだろう?と思ったけれど、ことのほか歩きながら桜を楽しむ人たちの方が目立っていた。時折、アルコールの缶を片手に歩く人の姿も見かける。
桜並木が「ぼんぼり点灯」によってライトアップされているさまを見て、思わず友人と一緒に「うわあ」「きれいだね」と声を上げてしまう。なぜこんな反射的に声を上げてしまうんだろうと思うけど、日本人の性みたいなものなんだろうか。桜見て歩きながら、また友人とああでもないこうでもないと話す。
確認すると、上野恩賜公園の開花状況は2023年3月21日時点でまだ咲き初めで、全体の50%未満だそうだ。まだまだこれからなんだなあ。菜種梅雨を超えて、さらに咲き誇るさまが見れたらいいなと思う。
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