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王道を読む

漫画『ドラゴンボール』を少しずつ読み進めていて、17巻まで読んだ。

大きなきっかけは、やはり、と書くのが適切かわからないけれど、鳥山明先生の訃報だった。

わたし自身、漫画そのものは大好きだけど、読んできた作品には偏りがあるな、と思う。けっこう覇権コンテンツ(特に少年ジャンプ系)というか、王道の作品、同世代が小中学生の頃に流行っていたような作品、ないしは古典的作品ーーたとえば、様々な漫画の源流にあるような作品をあまり読んでいなかったりして、ここ4年くらいの間コツコツ読んでいる。

いつかしっかり読みたい、とずっと思っていた作品のひとつが『ドラゴンボール』だ。作品内の固有名詞やキャラクター名、象徴的な一コマなど、細切れで知識はあるものの全容はほぼ全く知らなかった。

読んでみると、初見ならではの驚きがある。

たとえば、ドラゴンボールを7つ集めて願いを神龍(シェンロン)に叶えてもらうシーンが一回きりではないこと。ドラゴンボールは、一度願いを叶えるとまた一年後くらいに復活すること(ボールはまたバラバラになっているけど)。「カカロット」と「孫悟空」がイコールだったこと……などと、何度も「へぇ〜!」と驚いている。

読み終えた17巻までは今では王道と言える展開が何度もある。なんとなく先の展開を予測して、それが当たるのは、ある種この作品がその道筋を確立したからなんだなあとしみじみ感じ入ったりもする。

あと25巻。それまで楽しみが続くのがうれしい。

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のん
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