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薄暗い部屋
2024年7月30日(火) 晴れのち曇り、雨・室内にいたので暑さは洗濯物を干すときと取りこむときだけ感じた(暑い)
洗濯物を取りこむついでに、換気のために窓を開けた。クーラーで、体がことのほか冷えたので、開けている間だけ止める。
とたんに、どんどん部屋が暗くなっていって、窓の外からゴウゴウと風が吹く音がした。いつかカラス除けのために物干しざおに括りつけたディスクが、激しくはためいているのが見えた。
我が家は晴れていると陽の光がよく入って、とても明るい。それがふと気づくと薄暗くなって、ノートパソコンの液晶画面の光だけでは心もとなくなった。暗さも、風の音も、なんだか不気味で、窓を閉めようと手をかけた。もう少し換気に時間を割きたかったけれど、仕方ない。
窓に近づくと、アスファルトが湿った匂いがした。地面をのぞき込んでみると、どんどん色が濃くなっている。雨が降り始めていた。
窓を閉めると、風の音はすっかりおさまった。部屋のシーリングライトを点ける。白い光が部屋を照らす。すこし安心しつつも、なんだか物悲しかった。暑いのはしんどいけれど、陽の光が持つ明るさ、そこからくるパワーというものがあるんだろうな。
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