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手を、とにかく動かす楽しさ
ワークショップ『自分の中にARTを持て!(通称JAM)』が今日最終回だった。
このワークショップを機に、学生時代に使っていた30色の水彩色鉛筆や、20色のカラーマーカーを引っ張り出した。
絵を描くのは好きなんだけど、すっかりiPadを使うことが自分の中でスタンダードになっている。だから画材に触れると、懐かしい気持ちになった。
JAMは毎回、対話とワーク(創作)を繰り返す。特に創作は、だいたい2~5分の所要時間なので、あまりウンウンと悩んでいられない。投げかけられたテーマに対し、「とにかく手を動かそう」と画材に手を伸ばす。画材も基本的に指定されていなければ何でもいい。考え込まず、まず描いたり、支給されたレゴブロックを組み合わせてみたりする。
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下書きはほぼ無しの、一発勝負になることが多い。その分デッサンの正確性みたいな絵の技術的な上手さを求められていない安心感がある。誰かの評価を気にすることなく描けるのは気持ちが良かった。
今、この瞬間湧いてくるものは何か、この場にあるものでどう表現できるか? 手を動かしている間、無意識のうちに何が起きていたのかを、仲間と作品を通して考える。
我々は、この芸術家という表現を画家に代表されるような職業という風には捉えていません。芸術家とは、本来生まれながらにして持っているモノの見方や考え方、創造する力にアクセスしてそれを最大限に発揮している人だと思っています。
そうです、我々は誰もが皆、芸術家なのです!
引用した文章では「芸術家」だけど、講義中は「巨匠」という表現がよく使われていた。初回の頃よりも、すんなり受け止められる自分がいる。
「わたしたちは生まれながらにして、巨匠である」というのが、ワークショップのキーワードだった。JAMは今日で終わり。でもまた日常に戻っても、JAMで学んだモノの見方や考え方、創造する力を失ってしまうことがないように!
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