いどうの春
今日はここ最近の中でもあったかいなあ、と感じる日だった。マフラーは持ち運ばなかったとはいえ、コートを着ているとじっとり暑いくらいだった。
もう春が近づいてるのかしら、なんて呑気なことを考えてみたけど、また少ししたら寒くなるらしい。なんだったら夜にかけてどんどん寒くなってきた。気温の変化に振り回される日々だ。
気温による春は感じにくいけれど、人の動きで「春が近づいてるんだなー」と思う。ちらほらと周りで異動や転職、引っ越しの話を聞いたりするようになった。あとは、朝の電車の乗客数が少し減ったように感じる。きっと学生の人数が減っているからだ。受験シーズンなんだなあ、とこういうときに実感する。
そういえば子どものころ、特に小学生のとき。転勤族だったわたしは、いつもこの時期になると父や、同じ社宅に住む友人の親が異動になるかどうかが気になっていた。それは自分たちが転校するかどうかが左右されるし、自分が移動しなくても友人が遠くに行ってしまう可能性が常にあった。
春は出会いと別れの季節、とよく言うけれど子どもの頃の自分にとっては圧倒的に「別れの季節」だった。
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