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いまはカリカリ派

職場の同僚と、お昼休みにマクドナルドでテイクアウトすることにした。

会社からマクドナルドに足を運ぶのはちょっとしたイベントみたいだ。遠くはないけれど特別近くもないので、なんとなく地元のマクドナルドへ行くよりもテンションが上がる。

ついこの間月見バーガーを食べたばかりだったので、サムライマック(炙り醤油風ダブル肉厚ビーフ)を注文した。セットにして、フライドポテトとコーヒーをつける。誘惑に負けて月見パイも追加。最近はモバイルオーダーもあるので待ち時間も少ない。

会社に戻ってもくもくと食べる。たまに食べたくなるこのジャンクな味が最高。けどボリュームがやっぱりすごくて、フライドポテトを食べるスピードがだいぶ減速し、ゆっくりつまむ。

熱を持ち、カリカリだったポテトはしなしなになる。

自分が3歳ぐらいの頃、空前のマクドナルドのフライドポテトブームがあった。隙あらば両親や祖父母にねだり、いざ買ってもらえると彼らの分までいただく始末。

当時は正しく発音できなくて、「ポヘポ」と言っていた。マクドナルドの「M」の看板を遠くからでも目にしようものなら「ポヘポ! ポヘポ!!」と叫び続けていたという。

「ポペポののんちゃんが、こんな立派になって……」というセリフでこのエピソードを締めるのが、母方の祖母の鉄板ネタだった。何回聞かされたかわからない。

当時はカリカリより、しなしなの状態が好きだった。いつから変化したのかは曖昧だけど、今はすっかりカリカリポテト派だなと、しなしなのフライドポテトを口に運んだ。

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のん
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