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包丁とピーラー
昨日は夜、20時半ごろから21時半ごろにかけて、にんじんしりしりと、梅と大葉の簡易ポテトサラダを作った。未開封の新じゃがいもが5個くらい入ったビニール袋と、一本だけ残っているにんじんを野菜室で何度も見ながら、近いうちに近いうちにと先延ばしにしていたタスクだ。
夕飯を作るついでに、と考えていたのだけれど、18時を回ってもなかなかお腹が空かなくて、なかなかキッチンに立つ気にならなかった。14時ごろに食べたミスタードーナツのカレーパイがまだ中でその存在を主張し続けていた。
彼が仕事から帰ってきたころにようやくお腹が空いてきて、冷凍うどんと鮭を電子レンジに入れながら、「作る!」と宣言した。
野菜室からにんじんやジャガイモを取り出すわたしの周りを、彼が「何作るんですか」「自分ができることはありませんか」と行ったり来たりする。さながら大型犬のようだな、と思った。初めて出会ったときから、この印象はずっと変わらないでいる。本物を飼ったことは無いけれど。
ジャガイモとにんじん、それぞれ皮をむき、切る作業があるのだが、ピーラーも包丁も家には一つずつしか無い。どう役割を振り分けたものか。「自分が包丁でじゃがいもの皮を向いちゃうので、のぞみさんはピーラーでにんじんの皮を向いてください」と提案してもらい従う。わたしは包丁で果物や野菜の皮を向くのは苦手なので、進んでこの提案をできるのはすごいなと感心した。
そういえば、去年2人でキャンプへ行ったとき、カレー用のジャガイモの皮を包丁で向いていたら、しきりに「大丈夫ですか」「代わりましょうか」と言ってきたことを思い出した。
にんじんの皮はすぐに剥き終わった。彼はきれいに丁寧にジャガイモの皮を包丁で剥いている。
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