突然の修理に思ったこと
普段よく使用しているノートPCを、少し前に修理に出した。
PCはたしか、使い始めて3年ほど経つ。
電源を入れても、デスクトップが表示される前の画面から動かなくなってしまった。スマートフォンを使って、なんとかこの状態から抜け出そうと対応できそうな術を検索したものの、すべて効果はなかった。
最後の砦だと、PCメーカーのカスタマーセンターに電話で問い合わせた。オペレーターの方の指示に従いながら、「あぁ、これは検索した方法と同じだ……」と半ば諦めモードになってしまう。案の定、向こうの最終的なジャッジは「修理するしかありません」というものだった。
戻ってきたのはPCを修理センターへ送付してから3営業日後と、予想以上にはやかった。メーカーの対応の速さには頭が上がらない。
ただ、「しまった!」と思ったのが、PCが修理の際に初期化されたことだった。
ほとんどのデータはクラウド上で管理していたものの、ローカルに保存していたものは決してゼロではなく。「あとから整理してクラウドに保存しよう」となかなか手を付けていなかったデータがあった。
修理を進めてもらう際、一度担当者から「初期化させていただきたいのですがよろしいでしょうか?」と電話で聞かれたとき、一瞬躊躇した。けどその後ローカルに保存したデータに思いを馳せようとしたとき、あまり思い出せないことに気が付く。思い出せないということは、たいしたことはないだろうと結局了承した。
現にいまのところ、初期化されたPCを使用していて参ったことはない。とはいえ、それはたまたま、本当に運が良かっただけだとも思うので、リスクの分散化はもっと意識したいなあと誓った。
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