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「きっと大丈夫」と「もっとがんばろう」が一緒になる場
心の中で、背筋が伸びるような心地になる場があるのは、しあわせなことだなと思う。
先日、ライティングスクールの「バトンズ・ライティング・カレッジ」(バトンズの学校)の仲間との忘年会だった。少なくとも年に一度のペースでこういった場を設けてくれる仲間がいてくれて、ほんとうにありがたい。
笑ったり、驚いたりしながら、お酒を飲み、大皿に乗ったご飯を食べる。そしてそれぞれの現在地や、これまでにあったこと、これからのこと――過去、現在、未来と、視点は右往左往しながらも、それぞれの話に耳を傾けられるのはなんて贅沢なんだろう。
根底で「書くこと」でつながっている皆さんと話していると、「いま、きっと大丈夫だ」とも思ったし、「もっとがんばろう」とも思えた。
終電が差し迫っていたので、もう少しでお開きになりそうなタイミングで先に退席することにした。とても後ろ髪を引かれる思いで店を出た後、マフラーを忘れたことを少し後悔しながら地下鉄めがけて階段を下っていく。
年を忘れると書いて「忘年会」だけど、その意味は「その年の苦労を忘れるための宴会」だそうだ。
自分はどうだろう。全く苦労がゼロだったわけではないはずだけど、喉元過ぎれば熱さを忘れるというか、今の時点でほとんど記憶に残っていない。苦労で埋まっていたであろう記憶の容量分、この夜のことで上書きできればいいなと思う。
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