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天気賭けに負ける
3連休明け、在宅ワーク。ダラダラと切り替えられないのではないだろうか、と思っていたけれど、原稿を一本書き切ったところで安堵した。明日、紙に出力して読み直す。ぜったい赤字だらけになることだけはわかる。
不安定な天気が続いている。最近、住んでいる場所は天気予報通りにならないことがある。具体的には、ずっと曇り、または雨という予報に対し、一気に部屋が明るくなり、太陽がしばらく顔を出したりする。
こういうとき、しまった、と思う。洗濯物干せたじゃん。
この「洗濯物干せたじゃん」が、ここのところ頻出している。曇りが当てにならない。「いっそのこと、雨、降ってくれ」とすら思う時がある。
今日の朝は、起き抜けは部屋が薄暗く、どんよりとしていたけれど、ご飯を食べている間に明るくなってきていた。もしやイケるのではないか。これまでの経験則から洗濯機を回すことを選んだ。
原稿を一旦書き終え、ふうっと窓の方に目を向ける。レースカーテンの向こう側がどうなっているのかよくわからない。ただ薄暗い。けど洗濯物はあらかた乾いているのではないか。そう思わせるくらいに時間が経過していたので、カーテンを引っ張る。
自然と目線が下を向いていて、バルコニーの床の奥半分が色濃くなっているのが目に入った。ハッとして窓を開けつつ顔を上げると、小雨が降っている。
けどこの床の濡れ具合、一度それなりの量の雨風が降ったのではないか。家の窓を全て閉め切っていると、外の音、特に雨風の音は聞こえないことにこの時になってはじめて気づいた。そういえば実家もそうだった。賭けに負けた。
試しにハンガーに干していたTシャツを一枚手に取る。左半分がしっとりしていて、負けがよりいっそう自分の中で濃くなるのを感じた。
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