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フライパンが変わっただけでミス。

大きめの平たいフライパンの上に乗せた蓋を取ったとき、嫌な予感がした。お米をフライパンで炊く、パエリア風の料理を作っていたときのこと。

ごま油を温め、一口大の鶏もも肉に焦げ目がつくまで焼く。1合分の米と水、キムチ、鶏がらスープの素を入れて混ぜ合わせる。一気に強火で煮立たせたら弱火にして、20分ほどそのままにしておく。

鶏もも肉を切るくらいで、あとは計量しながらフライパンにどんどん入れていくだけのメニューなのでたまに作る。いつもと寸分違わぬように材料を計量し、手順も間違えなかった……はずなのに、20分後にふたを開けると明らかにフライパンに沿った部分のごはんが黒くなっている。

焦げてる。

いったん火を止めて、フライ返しでごはんをめくる。く、黒い。ちょっと焦げた部分がおいしいよね、というレベルを明らかに超えている。

ええい、と焦げて引っ付いてしまったお米をフライ返しで削ぎながら全体を混ぜる。幸い、フライパンにくっついていたお米部分のみが焦げていて、ほかは良い具合に炊けてはいる。まったく食べられない状態ではなかったので、ひと安心。

でもなんでこんな焦げたんだ? くそ~! と考えてみると、答えはすぐわかった。フライパンだ。今回使ったのは、いつもよりも浅い、平べったいのタイプのものだった。これまでは、汁物もつくれるような、一番深い部分が12センチほどあって、もう少し直径も短いものを使っているのだけど。

道具1つ変わっただけで、変化って大きいんだな……。普段失敗しないメニューだからと完全に油断していた。

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のん
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