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「人を呼べる家」を目指したら、家のことがもっと好きになった
2024年7月29日(月) 晴れ・身の危険を感じるほど暑い
引っ越しをしてから2ヶ月が経過した。このタイミングで、自宅に来客があった。学生時代の友人が数人、わざわざ来てくれたのだ。
身内以外の来客は初めてで、しかも彼は友人全員と初対面。それもあって、待ち合わせの時間が来るまでの間、互いに家の中はずっとソワソワとした空気で満ちていた。
友人たちとごはんに行こうと話していた日に、隅田川花火大会が開催される。それを知ったのが、招待のきっかけだった。「もしかしたら花火が見えるかもしれませんよ」と彼が教えてくれたのだ。
来客の日が決まったことで、わたしたちの家は第2段階を迎えた。彼と「人を呼べる家」を目指してパタパタと動いた。
先週行ったIKEAで、心地いい生活にまだ足りていなかったものを買った。「そのうち整理しようね」と先送りしていたことが進んだ。「収納場所がないから」とむき出しの状態で置いていたガジェットや衣類などが、予定していた場所へと納まっていく。
「人を呼べる家」を目指したら、結果としてどんどん環境が整っていくんだなあと思った。大好きな場所が、もっと大好きになっていく。
明るくてカラフルなエネルギーが自分の中に満ちていく感じ。そうすると「こうしたい」「これもやっちゃおう!」とテキパキ動けるようになった。
そうして、大好きな場所に友人たちがやってきた。スーパーで買いこんだ食材や飲み物をならべ、思い思いにリラックスしながら雑談をする。
花火の開始時間になって、窓を網戸にしたら「ドンッ」という音がした。皆が窓の方に集まる。距離はあるけれど、花火の全体像がくっきりと夜空に浮かび上がり、肉眼でしっかりと確認できた。
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「見えた見えた!」と皆口々に言った。
その様子を彼がわたしのGR3で撮影してくれていた。見返すと、その場の誰よりも大きく口を開けて笑いながら、遠くを指さす自分が映っていた。
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