秋バテ

すごく眠い日が続いているな、と思っていた。会社へ行けば、つい同僚に「眠すぎる、どうしよう」とボヤいていた。そのぼやきが数日続いていたものだから、自分で発言しながら「最近やたら口にしている」とどこか他人事のように思っていた。

加えて、夜になるともう眠気の限界、その直前の状態が割と早々にやってきたりもして、普段より早く眠る日も続いた。眠れているのに眠い、という状況に何故か「規則正しい生活を送れていないから？」と訝しんだりしていた。

今日、ニュースで“秋バテ”特集をしていたのを観た。

秋バテとは、要は文字通り夏バテの秋版。最近、１日の寒暖差が大きすぎることが要因で体の自律神経に悪影響を及ぼしているそう。季節の変わり目ということもあり、体調を崩しやすくなっている人が増えていると言う。

あ、これか。

観ていて、スコンと腑に落ちた。ぐちゃぐちゃになって、どれがどのピースと隣り合っているのかわからなくてイライラしていたパズルピースが、とんでもない速さで組み立てられていくような爽快感すらあった。

季節の変わり目、寒暖差で体調を崩す。そんなことは自分の身に起きたことがないと（思い込んでいて）想像力が及んでいなかった。自分のことでも、渦中だとやっぱり自覚しにくくてむずがゆい。

天気予報を見ると、まだまだ気温の乱高下は収まらないよう。体の異変に対して、環境の要因も視野に入れながら何とか乗り越えていきたい。