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異様に寒い日の400本目
本日、1月25日は「日本最低気温の日」だという。
2023年の同日、つまり今日、10年に一度の寒波が到来するとテレビでもネットでも大々的に宣言された。朝のニュース番組のなか、新宿でリポートをしているアナウンサーが「指先が痺れるような寒さです!」みたいなことを言った。彼はしっかりと5本指を覆うタイプの手袋をしている。
今日は流石に同じタイプの手袋を使うことに決めた。普段はフィンガーレスのグローブタイプのものを使っている。そっちの方がスマートフォンが触りやすくて楽だからだ。けれど、今日は指先を外気にさらしたまま、ということに耐えられる気がしなかった。
家から出ると、明らかに普段と違う寒さに包まれる。
寒さは、大きくふたつに分けられるんじゃないかと思う。底から冷えて、根こそぎ体力も気力も何もかも持っていかれるような寒さ。透き通っているような、キンと冷えた空気で、どこか心地良く思いっきり深呼吸をしてみたくなるような寒さ。
今日はどちらも共存しているような寒さだと思った。寒くてたまらないんだけど、どこか清々しさも感じて、身が引き締まるような。
本当は、400本目だとか、ここまで書いてどうかとか書こうかと思っていたけど、昨日突然「明日かい!」と気づいたこともあってちょっとやめた。それより今日は、やっぱりこの異様な寒さにばかり意識が向いている日だったので書き留めておこうかと思う。
普段買わない、つま先用のカイロを買ってしまうくらいの寒さだ。けれどまたしばらくしたら、きっと忘れてしまうから。
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