地球最後の日に食べたいものは部門別で考えるといいと思う。

地球最後の日に食べたいものは、うな重である。そのぐらい好き。

今日、2022年になって初めて食べた。ちょっと前から、「この日はうな重を食べる」と決まっていたので、ものすごーーく楽しみにしていた。朝食は控えめに。お腹に十分な空きスペースを作るよう整えて臨んだ。

「地球最後の日、何を食べたい？」という質問、されたことある人って結構多いんじゃないかと思っている（もしくは、最後の晩餐？）。統計は取ったことはないけど。

私は、その質問をされると「うなぎ」「うな重」と結構間髪入れず答える。重箱に入ったあの高級感。をパカッと蓋を開けたときに目の前に広がるうなぎの蒲焼。ふわっと香るタレのにおい。ご飯と一緒に半分うなぎを食べ勧めたら、味変で山椒をかけてピリッと鼻に抜けるような辛みをプラスする。

……うん、最後の晩餐にまさに相応しい食べ物ではなかろうか。そんなにしょっちゅう食べられるものでもないし、ごちそう感もつよい。

とはいえ、この答えにたどり着くまでには紆余曲折が……少しだけあった。

実際、自分以外の回答を思い出してみると、過去こんな回答をする人たちがいた。「えび天」と即答で答えた人、「え……決められないです……」と戸惑った人、「うーーーん、やっぱりお茶漬けとか、普段よく食べるのがいいかなあ」と最後まで日常を感じていたい人…などなど。人の数だけ答えがある。

ところで、地球最後の日に食べたいもの＝好きな食べ物、という方程式は成り立ちやすいと思う。けど、好きな食べ物の窓口はあまりにも広い。ごはんもの？　おかし？　飲み物も含まれるの？　私は、部門別で考えると良いと思っている。

まず、①毎日食べても飽きない部門。文字通り、ほぼ毎日食べているもの、例えば朝は納豆ご飯を必ず、とか、習慣化しているような食べ物。嫌いで食べてることってダイエットとか、健康のためとか、なにか理由がない限りあまりないと思う。

次に、②ごちそう部門。しょっちゅう食べたくはないけど、ここぞ！　という時に食べたいもの。例えば、なにかお祝いの時に良く選ぶものとか。

最後に、③間食部門。おやつ部門と言い換えても良いかもしれない。スイーツはここに入る。おつまみもあるかも。

私の各部門別1位は、①目玉焼き、②うな重、③チョコレート。特に①と③の部門は殿堂入りといっても過言ではないかもしれない。そこからさらに、「最後は、豪勢にいきたいなあ」という気持ちがあるので、うな重が選ばれた、というわけである。

ああでもこうやって書いてみたら、うな重と一緒に目玉焼きを出してもらって、チョコレートを食後のデザートにしたら完璧なのかも。……組み合わせのバランスは横に置いておいて。