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空白のマンスリーページ
何も書いていなかった。
出社するときスケジュール手帳を必ず持っている。
4月頃にマンスリーページに予定を書き切れなくなったことをきっかけに、Googleカレンダーでもスケジュールを管理するようになった。
けどその場で急にメモしなきゃいけないときに殴り書きしたり、振り返りをするために過ぎた予定を転記するようにして使っている。それと一日1ページのページに、その日やることを整理してToDoリストとしても活用したりしている。それになにより、手書きがやっぱり好きだから手放せない。
先週、12月のマンスリーページがすべて空白になっていることに気づいた。なにも予定がなかったわけではなく、転記することを失念していたのだ。こういうところでも、わたし本当に余裕がなかったんだな……と実感してしまう。
リビングでテーブルに手帳を広げ、Googleカレンダーをスマホから確認する。座り込み、1~2ヶ月分のスケジュールを小さいマスに埋めていった。
ずぅっと「忙しい忙しい」と言い続けてきて、途中本当に「あっ心折れるかも」と思うような日々だった。けど不思議なもので、手書きで書き出してみると、その日々に愛おしさのようなものを感じる。
この日、あの人に会ってこんな話をした。
この日、こんなことがあって怒りに体が震えた。
この日、がんばろうと決意を固めた。
この日、まだやれると思った。
この日、ちょっとだけ好きな場所に行けて、気持ちが楽になった。
この日、本当に無理かも、と思った。
そんなことが頭の中に浮かんでは、書くことで消えていく。まだ気が早いけど、それでも「がんばったよ、わたし」と素直に思えた。
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M-1たのしみです。
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