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好意をあらわす言葉

完全に、感覚的な話なんだけども。

「萌え」って言葉を、単体であまり聞かなくなった気がする。

「ギャップ萌え」「萌え袖」「萌えキャラ」。○○+「萌え」とか、「萌え」+○○みたいに、なにかとセットで使われているようだ。ちなみに今あげた単語は、Twitterで試しに「萌え」と検索し、「最新」のツイート内で見受けられたものだ。

この単語を辞書で引いてみる。

もえ【萌え】
ある人や者に対して抱く、強い愛着心・情熱・欲望などの気持ちをいう俗語。必ずしも恋愛感情を意味するものではない。「―袖」
[補説]平成2年(1990)前後から漫画・アニメ愛好者の間で使われ始めたという。そのため、対象も初めは架空の人物が中心であった。意味についての確かな定義はなく、対象に対して抱くさまざまな好意の感情を表す。感動詞的な用法もある。
goo辞書より

様々な好意の感情を表す言葉。対象の間口が広く、曖昧な印象を受ける。

もしかすると最近は、「尊い」「きゅん」「エモい」とか、ここら辺の言葉に取って代わってもいるんじゃないだろうか。「それ、萌えるね」より、「それ、尊い」とか「それ、エモいね」のほうが、しっくりくる感じがする。

『「萌え」という言葉の意味と使い方を教えてください』という質問の投稿日が2008年だった。14年前じゃんか。しかも辞書の補説にも「平成2年(1990)前後から~」とある。勝手に「萌え」はもう少し最近の言葉だと思っていたけれど、そんなことはなかった。

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のん
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