普通の人生とは?
私は社会人1年目で仕事を辞めたのですが、いろいろと後悔していることがあります。
①大学卒業後は就職するという世間体に流されてしまったこと
②「やりたい仕事」ではなく「自分でもできる仕事」を選んでしまったこと
主にこの2つです。
特にやりたい仕事もなかったのですが、卒業後は働かなければいけないという世間体、そして周りのアドバイスもあり就職しなきゃいけないかーと、しぶしぶ就活を始め
私にできることってなんだろう?教員免許があるから、教員しかないか。と安易に決めてしまいました。
もちろん教員の経験が無駄だったとは1ミリも思いません。
ですが、そこまで仕事に対しての熱がないのなら、焦って就職を決めなくても良かったのではないかと時々思うのです。
「卒業後は就職」という固定概念。
「就職したら3年間は続ける」という謎の「3年」問題。
いろんな考えに揺り動かされ、自分の意思もない22歳は「普通の人生」と呼ばれるレールに従いました。
あの時、どうすればよかったのか?今でもわかりません。
卒業後にアルバイトをしながらやりたいことを見つけていく道もありました。
できれば、そうしたかったです。
でも、周りから「アルバイトなんて!」という声もかけられて
もちろんフラフラしてるように思われても仕方ないけど、私はそうしたかった
焦って仕事を決めた結果、そこまで情熱も持てず精神的に病んで1年で退職してしまった。
だからあの時、もっとじっくり考えるべきだった。と今では思うのです。
就職したのも、その仕事を選んだのも、全て自分。だから責任は全て自分にある。
という意見もごもっとも。だけど、社会に出てない学生に「これが普通だよ」というアドバイスはしないでほしいと思う。
卒業したら就職
就職したら3年は続ける
就職するなら新卒
それが世間一般の常識。でも、これを守れば幸せになれるなんてどこにも保障されていない。これを満たしている人でも不幸せな人はいる。
なのに、なぜかこれが「美」とされて
みんなが当たり前のように守っている
こうすればとりあえず安定だなんて言うけれど、安定が本当に幸せなのか。
私は安定した生活を1年送ったけど、死にそうになるくらい辛かった。
安定=幸せだなんて、大学生の私にアドバイスしないで欲しかった。
安定の道を選んだのは私だから、自分で決めたことでしょと言われても仕方ない。
でも、少なくともそう決断させた材料が、あまりにも偏っていて、少なすぎた。
もっと自分の心に耳を傾けて、じっくり自分と向き合っていれば良かった。人の意見に簡単に流される意志の弱い私にバチが当たったのだと思う。
何に幸せを感じるかは、人それぞれ違う。
私は、本当に「やりたい仕事」をやることが、私の人生においての幸せだと感じました。
本当に心から「この仕事をしたい!」と思えなければ続くものも続きません。
この仕事をしたいと思ってやってみたけどやっぱり違ったと思う人も多いし、何が正解かなんてやってみないと分からない。
でも人生において選択するときは、自分の心がワクワクする方を選ぼうと思いました。
仕事を辞めたいと話している時も「もったいない」とたくさん言われたし
辞めた今でも「3年は続けて欲しかった」と言われる。
私だってできることなら続けたかった。でも無理だった。辛い思いをしてまでお金をもらえることや安定した生活が、私にとっての幸せじゃなかったから。
お金はあるに越したことはないけど、私の幸せはお金じゃない。一番は「その仕事を楽しめるか」
楽しく、生き生きと仕事がしたい。
それって甘えですか?
大変な思いをしながら、労働環境が改善される前から働いていた人にとっては私の考えは「甘い」と思われるかもしれない。
実際、周りからも言われています。
それでも私は、仕事で辛く忙しい日々を送ることが「美」とは感じません。
人生で自分が何を大切にするか、何を一番に考えたいか。
私は楽しく生き生きと仕事をすることが、仕事をする上で大切にしたいことです。
周りからなんと言われようとも、そうしなければ私は幸せを感じれません。だったらその道を追いかけていくしかないと思う。
周りは心配して言ってくれてるし、私のために言ってくれていることも分かってはいるけれど。
でも私の人生だから。「私が」どうしたいのか、考えて、考えて、生きていきたい。
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