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暗号の街26
ETC(イーサリアムクラシック)の高騰ぶりが凄い。
今年の年始の時点では800円台を推移していたのに僅か4ヶ月で一時20倍にまで上昇。これこそ暗号資産のポテンシャルとも言うべき現象が今起きている。
イーサリアムとは
もともとイーサリアムは通貨ではなくシステムの事です。スマートコントラクトと呼ばれるもので、通貨のやり取りとアプリケーションの機能を持ち、みんなで支出を管理参照できるので透明性と安全性があります。そのシステムの中で使える通貨としてイーサがありそれらを総称してイーサリアムと呼んでるようです。
例えるなら町内会のお金をみんなで管理してる感じでしょうか。誰がいつ何に使ったか、それをいつでも誰でも確認できる。そのかわり円ではなく独自のポイントに換金して運用しているイメージです。
それを参照するアプリやポイントを使った買い物やサービスも同じシステムで提供できるみたいな。
ポイントを円で買う人が増えればポイントの価値も上がるのが従来のポイントとは違う点ですね。
その町内でしか得られないサービスを受けたい時やポイントの値上がりを期待して買う人が安定して増える事で価値が上がりますよね。
世界一美味しいラーメン屋がその町内にあってポイントでしか食べられないなら、みんな円からポイントに変えて食べると考えるとわかりやすいです。
ここで言う「ポイント=イーサ」なので、イーサに価値があるのではなく、イーサリアム内で行われるサービス「ラーメン屋」に価値があると認知された時に初めてイーサの取引がされる訳です。なるほど。
ビットコインはそれ自体が通貨ですが、イーサリアムやネムといったスマートコントラクトタイプの暗号資産は全く別の市場原理で値動きがある事が想像できます。
今回の急騰は何が要因か
今回急騰したイーサリアムクラシックはこのイーサリアムから派生した別のシステムです。
古い体質を好む人たちが残った元々の町内会みたいな。
ハッカーにセキュリティを破られ信頼性が落ちてしまった時、汚名は被りたくない!と別の金庫を用意する形でイーサリアムは再スタートしました。出来る若者が結成した新しい町内会みたいな感じですね。
名前は一緒ですが元々よりもバージョンアップされてますね。一方古い方の町内会はイーサリアムクラシックとして存在しており、それが今回、ロビンフッド率いる個人投資家の目に止まったと言うわけですね。どう言う理由かは分かりませんが。
老舗の定食屋を贔屓したのか、安いから買ったのか、、、色々推理出来るのも暗号資産の面白いところだなと再認識しました。そしてやはり夢があるなと感じます。