見出し画像

闇夜の中の私と、星と

2022年、推しのグループのメンバー1人が大炎上、そして活動休止。更に同年、メンバー1人が活動休止。
ずっと彼らしか見てこなかったから全てが初めてで、何一つ理解が追いつかなかった私の世界には、いつの間にか色が無くなっていたような。
色はあったけど、常に霞んでいたような。


今から話すのは、暗闇にさまよった私が、歩く理由を見つけたお話。
拙い文だけれど、時間があったらちょっとだけ読んでみてください♩


元々姉が応援していたのもあってJO1の存在は認知していた。tigerやスパカリなど、曲だって耳に残ってるものもあったし、知識は0では無かったし。サブ垢で浮気宣言をするくらいには川尻蓮の顔がめちゃくちゃ好きだったし。

堂々としすぎている浮気宣言ストーリー

でも、ハマるきっかけがなかった。
ずっと知ってる止まりで、こちらの世界に足を踏み入れる機会が無かった。
元々新しいものに手を出すことに少し抵抗があるタイプで、1度気に入ったらそれしか食べなくなるし、1度ハマったらそれしか聞かなくなるタイプ。変化をあまり求めないタイプだった。

そんな私がJO1の沼にどっぷり浸かるきっかけをくれたのは、間違いなく姉の一言をきっかけにみた動画のワンシーンだったと思う。

そのシーンがこちら。

HOT JAPAN MOVIE in 北海道#3
北の大地グルメ食べ尽くし! より


そう、私の沼は目バキ河野純喜から。

おもろ過ぎる、勿論美味しそうなご飯だったけれど、そんなにガチの目になるもんなの?しかも隣の男もいきなり袖無くなるし。

ありえなすぎる沼落ちだ。中々居ないレアタイプだと自分でも思っている。この入りで今は蓮JAMなの、尚更意味がわからない。世界一意味のわからないオタク人生のスタート。

だけど、凄く久しぶりに大爆笑したことをハッキリ覚えている。こんなに腹筋痛くなるくらいまで笑ったのは本当にいつぶりだっただろうか?
一番最初に述べた通り、前の推しからも心は離れていて、更には丁度受験期もろ被りでメンタルもボロボロだった。そんな私にとって、死ぬほど笑うって、凄く大きなことだったと思う。枯れかけの植物にに水をやるくらい、大事な事だった。


まぁ、何はともかく。これが私の1歩目だった。
そして2歩目を踏み出すのに、そう時間はかからなかった。

丁度姉が日プを見ていた。Leminoで丁度公開されていて、たまたま流れてたそれに、お絵描き中だった私(受験期間)は心を大きく動かされた。

場面はクンチキタの放出シーン。

・・・なにこれ。

言葉が出なかった。気づけば泣いていた。涙が、止まらなかった。なんだこれ、なんだこの残酷なシステム。てか放出って何?何を食べて何をして生きてたらこんなに残酷なシステムが思いつくわけ?本人たちでも、なんなら昔の話なのに苦しい。見ているだけで喉が苦しくなっていく。
私はこのシーンを初めて見た時の感情を上手く表現できる言葉を、今までも、これからも、見つけれる気がしない。

のちにこの3人が今無事にJO1としてデビューしていると知り、その時には既に彼らについてもっと知りたいと思うようになっていた。

それらが12月の頭に起こった出来後。丁度1年前くらいだったと思う。
そして偶然だったのか、運命だったのかは分からないが、その直後にJAMweekが始まり供給の嵐が。何も分からないまま供給の波に飲み込まれたの、今考えるとオモロすぎる。見るものがありすぎて時間が足りないなんて、普通に贅沢な悩みだ。
12月中はとにかくもっと彼らの昔の話や、彼らの夢の話など、JO1について学んで、胸を張って「自分はJAMだ」と言えるようになりたいとずっと思う日々を過ごしていた。
(ちなみにこの時期の私は、純喜と拓実の見分けがつかなくてずっと混乱していた)


しかし、そんな思いも虚しく。
1月は受験期ラストスパート。多忙期に入ってしまい、JO1のコンテンツを見漁る時間もなかなか取れず。更には勉強以外の物事が上手くいかなくて、メンタルがやられてしまった時期が訪れた。

将来に対しての不安が積もりに積もりまくって、だけどその不安を誰に話したって払拭出来るわけないからと決めつけては、そばに居てくれる人はいるのに、ずっと一人でいるようで。ひとりぼっち。どんなにもがいても水面にたどり着けないような、光もない深い海に沈んでしまったような感覚。

折角彼らに出会って前を向き始めたのに、またつまづいて、転んで、歩けなくなった。



だけど、そんな私を救い出してくれたのは、Venusのダンプラだった。

元々Venusは曲調やコンセプトがかなり好きでよく聞く曲だったのだけれど、ダンプラは見た事が無かった。というかまず、あまりダンプラというコンテンツ自体を見たことが無かった気もするが。

勉強の息抜きに、たまたま見たその動画で、私は大泣きした。

未来 その道 真ん中で 永久に咲かせて

大サビからラスサビにかけての指先まで揃えられた、命を燃やすようなダンスが当時の私には、酷く美しくて、眩しくて。

彼らの想像もできない程の努力が、見えないのに、脳裏に浮かんだ。
どれだけ努力してきたのだろう、どれだけ汗を流して、練習室の床を削って、どれだけ涙を流して、どれだけ壁にぶつかってきたのだろうか。ファンの見えるところで、見えないところで。


彼らはどれだけの物を犠牲にして、どれだけの物を得ることができたのだろうか?

ただ泣いた。その日、夜には塾があったような気もするけれど、目が腫れることなんて考えずひたすら泣いた。ただ1人の部屋、動画を流しながら。

目の前に迫る受験に備えて学校を休んでいた。学校も休んで、友達にも会わずに、家でひとり勉強してた。それが正しいののかもわかってなかった。自分に自信が持てなくて、今努力を積み重ねることに意味があるのかさえも、分からなかった。

結局、正解は分からなかったけれど、この動画はそんな私でさえ肯定してくれるような気がした。
彼らのダンスを見て、不断の努力の成果を見て、やらなきゃなって、最後までやり通さなきゃなって、思った。そう、思わせてくれた。


そして迎えた受験当日。
出来ることは全てやり尽くした。前日は布団に入ったからコンディションもばっちり。当日の朝、OH-EH-OHを聞いて会場に向かった。大丈夫、やれる。だってあんなにやってきたんだ、やり切るしかない!そう思いながら試験開始の鐘と同時に問題冊子の1ページ目を開いた。



試験を終え、自己採点をして家に帰った。

いや、難化しすぎ。なにこれ。こんな問題作るな。過去問にもテキストにも無かったような問題ら出すな。てかこんなに上手くいかないもんなんだ。試験前はあんなに自信があったのに、手応えが1ミリもない。

ダメだったかなあ、全部無駄だった、かなあ。

ポロポロ泣きながらシャワーを浴びて、お風呂に浸かった。虚無。虚無すぎる。あーーーーーマジで何してたんだろう今まで。何のためにずっと何をしてたんだろうって、それだけ。試験が終わったから何がしたい!とか、考えられない。未来のことなんて考えたくないなー、って。


そんな時、姉から「これ見て元気だし👊👊」という陽気な1文と共に、ひとつの動画が送られてきた。

ご機嫌な川尻蓮
チョコドーナツの中身を見る川尻蓮
睨みつける川尻蓮

意味わかんなすぎる。

何をそんなに睨んでるの?怖いよ。3秒前まで超ご機嫌だったじゃん。そんなに睨まれたらチョコドーナツも怯むよ。てか私だったら泣いてる。

見た時めっっっっっっっっちゃ笑った。超落ち込んでたのに、超笑った。こんなんで笑うのも悔しいけれど。

だけど、笑ったら、なんかどうでも良くなった。

終わっちゃったんだし、いつまでもこんなマイナスな気分でいるの、なんだか勿体ないなって。折角自由になったんだし。暫く楽しいことだけして、面白いものだけ見てよって、見よーって、見たいものだけ見よーって、好きな物だけ見ようって。そう思えた。なかなか珍しい。1度落ち込んでしまった気分を上げ直すのに中々時間がかかる私が、こんな気持ちになれるの、本当に珍しい話。

面白くて、楽しくて、幸せな気持ちで満たされたかったから、JO1のコンテンツを本気で見漁った。

王道の購買ダッシュや、JO1houseの枕投げに、MVやbehindやライブ映像。とにかく全部見た。世に出てるコンテンツ全部見ようと一日中ブルーライト浴びてた。普通に目に悪すぎる。日プも全部見た、普通に泣いた。泣きすぎてずっと頭痛かった。学校あるのに、夜中に見て目腫らした。

ちょっとずつ、多分12月に思い浮かべていたJAMに、ちょっとずつだけど近づけていけたと思う。

約1ヶ月後に迎えた合格発表。
結論、受かってた。
本当にギリギリ、なんならボーダーラインだったんじゃないかな。だけどギリギリ、一輪の花を咲かせることは出来た。全部無駄じゃなかったんだよーって、昔の私を抱きしめることは出来た。


そして、今。
4月に新しい環境に飛び込んで、約8ヶ月。
未だに慣れないことばかりである。仲良かった友達もほとんど違う学校へ行ってしまったし、友達が沢山いるかと言われればそんなことは無い。勉強だってよく分かんない。あんなの人間が解くもんじゃないし。こういうのこそAIに任せろよと思ってしまうものばかり。やること全部上手くいってる訳じゃない。なんなら今年何が出来たかと聞かれれば、何も出来ていない。


だけど、彼らがいるから。
JO1がいるから、頑張れてる。

あと一歩を、彼らのおかげで何とか踏ん張れてる気がする。
苦しい時も、はいじぇお見ればすぐどうでも良くなっちゃうし、曲聞けば前向けるし。彼らのおかげで、全部何とかなってる気がする。
彼らのおかげで、今、私は生きている。

深夜2時半。思ったことを深夜テンションでつらつらと書き進めてしまったせいで終わりが分からなくなってしまったので、2つ書き述べて、締めることにしようと思う。

ひとつ、まず姉へ。
このnoteを見るかは分からないし、てか見ないで欲しいんだけど、色々ありがとう。
特に、有り得ないルートだったけれどJO1を好きになるきっかけをくれてありがとう。人生に色を足してくれてありがとう。最近1番好きな時間は、あなたとJO1の話をしている時間です。色々迷惑かけちゃう妹だけど、末永くよろしく。


そして、JO1。
どうか幸せでいて欲しい。月並みで少し照れくさい言葉だけれど。どうか誰よりも笑って、誰よりも幸せでいて欲しい。確実に、貴方達は今の私の生きる理由である。断言できる。貴方達がいるから、息ができる。歩き続けれる。歩む道を、探せる。

貴方達の愛も、夢も、覚悟も、全部愛してる。

だから終わりの日まで、どうかこのまま愛させて欲しい。マイクを下ろす、その日まで。


私の世界に朝が訪れるのは遠い未来の話だろう。現に今だって様々なことで悩んでいるし、これからも色んなことを考えながら、暗闇の世界を歩いて行くもんだと思っている。

だけど、それでもいい。

真っ暗な夜も白日も、私の空に貴方達がいるから。
貴方達がより一層輝いて見えるなら、こんな暗い夜でもしばらくはいいかなって、そう思える。


私の導星達が、どうか燃え尽きるその日まで、輝き続けてくれますように。

2024.12.11

いいなと思ったら応援しよう!