何度も君に恋に落ちる
君を見つける
それは、きっと運命的な出会いだった。TXTのオタクになって早1ヶ月が経とうとしていた頃のこと。どのSNSやサイトを見ていても関連でしょっちゅう出てくる「ENHYPEN」の文字。TikTokを見ていても、ファンが載せたENHYPENの動画がTXTの動画よりも流れてくるほど、私のスマホは私に「ENHYPEN」をおすすめしてくるようになった。
韓国アイドルオタク初心者の私からしたらTXTのメンバー5人の名前と顔を覚えるだけでも精一杯だった。だがENHYPENは7人もいる。ましてや顔が似てる子も…ますます覚えられないし、これ以上推しを増やすのも…とまたもやおすすめされても食わず嫌いをしていた。TikTokで流れてきたら見る程度で留まっていた。なのに、気付けば自分で【ENHYPEN】とYouTubeの検索ワードで検索をかけていた。
初めて見た動画は、MVでも、公式の動画でもない。ちょうどカムバしたばかりだったらしく、新しく出したタイトル曲「Drunk-Dazed」を色んな言語で歌いながらリレーするゲームをしていた動画だった。
日本語字幕がなかった為、高校止まりの英語読解力でなんとなく字幕を読み取りながら動画を見進めた記憶がある。この子たち、めちゃくちゃかわいいな、あと歌上手い。純粋に他言語で歌を歌えるのすごいという気持ちで見入ってしまった。
そこで初めて、「ENHYPEN」というアイドルグループをちゃんと知りたいと思うようになった。
ソーダみたいな君
結論から話すと私はパクソンフンを推すことになるのだが、実ははじめから好きだった訳では無い。ENHYPENを知るようになって、いちばんに目に入ったのは、愛嬌が得意なもちもちほっぺのあの可愛い少年、キムソヌだった。年頃の男の子が恥ずかしげも無く「とぬっ(>_<)❤︎」と可愛く愛嬌する姿が印象深く、目を惹かれたのだ。ソヌかわいいな〜と思うくらいで推すほどの気持ちにはなれなかったのだが、この子は天性のアイドルだなとひしひし感じ、ENHYPENを深く知るきっかけになった人物だ。
ソヌのかわいさにやられ、次に気になったのは、ゴールデンレトリバーの擬人化かと思うほど、犬そっくりな元気いっぱいの男の子、ジェイクだった。犬顔のかわいいイケメンが好きな私からしたらドストライクなタイプだった。しかもオーストラリア出身で英語も堪能ときたら、ますます気になり目で追うようになったのだ。でも何故だか、ソヌもジェイクもふわっとかわいいな〜と思うくらいでガッツリ推そうという気持ちにはならなかった。
そんな時にみたこの写真で度肝を抜かれた。
本腰を入れて応援していたのはTXTだったし、そこまでちゃんと追ってなかったし、TikTokで流れてくる可愛い動画しか見た事なかった時に、Twitterで流れてきたこの画像で震え上がった記憶がある。おいおい、全員私より年下なはずなのに、こんなイケメン集団なのか…?と。この時点でもMVを見た事がないのは本当に頭がおかしいのだが、可愛い彼らしか知らなかった私にとっては沼に落ちるきっかけになるにはとても十分すぎたのだ。
恋に落ちた瞬間
ここでやっと顔が綺麗でスタイルのいい王子様のような少年、パクソンフンを好きになるのだが、正直な話、どの瞬間、どんなタイミングで、どんな風に好きになったかをよく覚えていない。ここまでのことはしっかり覚えてるのに。気付いたら好きだったし、気づいたら目で追っていたし、気づいたら大量のセルカを保存していた。きっと本能で好きになっていたのだろう。
そんなこんなでソンフンを好きになってすぐに、日本デビューが決まった。
まだこの子たちのことを知って日は浅いし、知ることは沢山あるし、この子たちのデビューまでの軌跡「I-LAND」もまだ未視聴のままだったが、推す以外の選択肢は考えられなかった。だってこんなにかっこいいのに推さないわけなくない?と半ば強気のメンタルだった。
私が好きになるタイプとは程遠いルックスをしていたのにも関わらず、一瞬にして心を奪われ、やはり本能で好きなんだと気付いてしまった。だが知れば知るほどこの子がタンパク質モンスターでクソデカボイスの奇行イケメンだと知るのはまた先の話…
最後に
結局私は、TXTのヨンジュンさんとENHYPENソンフンのことを愛そうと決めた、いわば掛け持ちオタクになったのである。掛け持ちオタクをあまりよく思わない人もいるだろう。だけどわたしはどちらかを選ぶことなんて出来なかった。こういう時だけ優柔不断な私に感謝をしてあげようと思う。
人生ではじめて好きになった歳下の男の子、まだまだ知らないことだらけの君に何度も恋に落ちていく。
ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございました( ; ; )
今回はソンフンとの出会いについて長々と語ってしまいました…
これも記録として、ここに載せさせてください😌