砂上の楼閣/繋ぐ此の手を離すのは不条理と叫ぶ一秒前
ホントはレコ発へ伺って、ライブ観てから
買いたかったんだけど、
私とした事が2発目のアレをぶちこむ
日と被ってしまい、ちょっと無理かな~
て事で、tableさんから買おうと
2ヶ月振り位にお会いし、挨拶もそこそこで
「砂上、持ってきてます?」と聞いて、
「あるよっ!」と田中要次ばりの答えを
頂き、即購入(笑)
入手が平日だったんで、在宅勤務のBGM
で聴こうとCDのシュリンクを切り、
アルバムを開いた瞬間、こりゃいかん、
と閉じ、改めて真剣に聴く事にしました。
洗練されたジャケットデザインが、
全て繋がっていて、これは強烈に
コンセプトアルバムなんだろうなという
事が犇々と伝わってきました。
砂上の楼閣を初めて観たのは、
確か、両国サンライズで、エツさんが
ステージライトの中、微動だにせず
歌っていて、よくみたらベース弾きながら
歌っていて、この歌唱力とベースプレイを
同時に行っている事に凍りつきました。
(自分もベースなんでね…)
その後、入手したCDRは何度も聴きました。
なので、このアルバムは非常に
楽しみだった訳ですが、
いや、俺の予想を遥かに越える作品でした。
1曲目~8曲目まで、この並びが本当に
素晴らしい。
静と動、白と黒、人の内面と外面、
それが次々とドラマティックに繋がっていく。歌詞を追いながら聴いていくと、
本当に小説か映画か?と。
常に心のギアをニュートラルに入れておかないと、次に何が来る!?
張詰める緊迫感…
楽曲はエツさんの存在感の有る歌声の
初めて聴くような声域の部分も有り、
その幅と巧みさに驚かされる。
alternative musicを語れる程
俺は精通していないんだけど、
dinosaur jrとかgang of fourとかfugaziとか
そういった片鱗を匂わせつつ…
TAKASHIさんのドラムのおかずと
絶妙な間合い、
きしさんのギターの歪み具合、ドライブ感…
三位一体で押し寄せてくる28分。
その世界観に没入してしまうので
あっちゅう間ですね。
あ、あぁ終わったのか…みたいな(笑)
「もう終わりだって言ったじゃないか」(笑)
レコ発に行けるかどうかは自分の
体調次第ですが、メチャクチャ生で
観たくなりました。
近日中に必ず観に行くゾウ🐘