マキナ67

中判カメラを昨年手放しました。というのもずっと使ってきたRZ67で同じような写真しか撮っていなかったこと、子供が主な被写体になり、もう少し気楽に撮りたいと思いAE機能の付いたPENTAX67Ⅱにきりかえたのが去年の春でした。

が、PENTAX67Ⅱがどうにもしっくりせず、当時ライカにハマっていたこともあり、PENTAX67Ⅱはライカレンズとトレードになったのでした。もう35mmフィルムだけで撮ると心に決めたものの、やはりなにか寂しい。あの大きなフィルムを引き延ばし機にセットして、またプリントがしたいと思い、ネットで中判カメラを探し始めたのが去年の冬でした。中判カメラは1台しか持たないつもりで、自分が求める条件としては67のフォーマット、アイレベルファインダーでコンパクトであることでした。この条件だとマミヤ7、GF670、マキナ67が選択肢にあがりました。マミヤ7は過去に所有したことがあり、凄くシャープな描写は未だに覚えています。AEもついて気軽に撮れるのですが、遮光幕が壊れて修理に出したという苦い思い出があり、候補から外れました。GF670は66も撮れるというのが魅力的で、描写の評判も良いのですが、電子式であることがどうにも引っかかったのと、現行品のときに17万くらいで新品が購入できたという記憶があり、今さら中古に20万以上は出せないと思いこれまた候補から外れました。

マキナ67ですが、これも以前所有しており、また使ってみたいカメラの筆頭でした。相場は以前より当然上がってはおりましたが、機械式で整備したらある程度までは修復できると思い、ヤフオクにて安いマキナ67を落札。即整備に出しました。整備後はカビのあったレンズやファインダーは綺麗になり、ジャバラやモルトも交換して頂き、気持ちよく使えそうです。一本撮影して、現像をしてみましたが問題なさそうです。フィルムが高騰してブローニーフィルムを気軽に使うのも難しくなっていますが、月に1〜2本は撮れたらなあと思います。