2020/11/08 Vintage Challenge
Vintage Challengeに参加、墓荒らし使用
昨今の環境はコントロールの速度帯ではパイロが必要だが、環境がメインからパイロを積んだデッキがあることに適応し、ホガーク、ドレッジ等の墓地デッキの隆盛、パイロの影響を受け辛い黒ベースのストーム、ドゥームズデイを用いたコンボデッキ群、そしてパイロをメインから搭載した青赤ベースのゼロックスコンボ、コントロールが環境の3極となっている。
墓荒らしはBUGカラーのコントロールデッキである以上パイロを積めないため1マナのソフトカウンターを増量し、ギタクシア派の調査を搭載しデッキの速度域を上げることで対コンボに寄せたコントロールプランも取れるクロックパーミッションデッキとして調整を行った。
Hogaak 2-1
Golos Shops 2-0
Jeskai 0-2
UB Control 2-0
DPS 2-1
4C Xerox 2-1
5-1でスイス抜け
4C Xerox 2-1
Jeskai 1-2
TOP4で終わった。ジェスカイに対するプランが練りきれていないのが敗因である。サイドボードの練り直しを含め改善すべき所はあるが、概ねジェスカイ以外へのプランニングは確実に勝利をもたらしている。パイロの差があったとはいえそこを覆すブレイクスルーを求めていくしか無いのである。
*ざうらく用おまけ ギタ帳について
ギタクシア派の調査というカードが墓荒らしというフェアデッキに積まれている事に違和感を覚えている方々も多いのでは無いだろうか。このカードは雑に言うなら2点を支払い、対戦相手のハンドを覗きカードを引くだけである。この効果だけならば不確定なドローよりも対戦相手のハンドを覗き一番その盤面で強力なカードを一枚落とす思考囲いの方が良いように思える方もいるだろう。実際私も去年のヴィンテージ参入後半年程はそう考えていた。だが違うのである。
ヴィンテージにおいては一枚一枚の制限カードが強力であり、トップ一枚でひっくり返るということが容易に起こりうるフォーマットである。また、POやドゥームズデイのようなコンボ群は1枚のFoW程度ならば乗り越えた上でワンキルも容易く行う事もあるのである。その中で1Tのアクションを1マナ使ってハンデスで潰すよりは0マナでピーピングした上で構えるか、動くかプランニングを定めドローに変換したほうが強いのである。
従来のコントロールデッキであった構え続ける墓荒らしならばこのカードは搭載される事は無かっただろう。だが私が調整したこれはあくまでもクロックパーミッションデッキである。テンポが重要である以上できる限り動ける時に動き迅速にゲームを終わらせる事が求められるのである。だからこそ必要なのだ。